みたま祭り
久しぶりに九段下のインド大使館へ。静かな時間を持ちたかった。呼吸法と瞑想のひととき。
帰ろうと思って、ふと道路を隔てた靖国神社をみると、たくさんの提灯が輝き、サーチライトが空を照らし、たいへんな賑わい。そして、祭り独特のにおい。
今日は、「みたま祭り」なのだそうだ。
きれいなゆかた姿の人たちが楽しそうに歩いている。
たくさんの屋台と夜店。ステージで盆踊りを踊る人たち。
道端で、4,5人の女の子が車座になって地べたにすわっている。あぐらをかいて。
彼女たちは、きれいなゆかたを着ているのである。ゆかたが汚れてしまうと心配するのは、まったくの老婆心であろうと思いつつ、なぜ、彼女たちはそこでそのようなスタイルですわらないといけないのか、不思議に思う。
そして、この神社に祭られている人たちのことを、この屈託なく「祭り」を楽しんでいる若い人たちは知っているんだろうかと、つい思う。私だって直接に知っている人はいないけれど。
20歳やそこらで死んでいった若い人たちがたくさんいる。その人たちは、自分の死をどんなふうに見つめていたのだろう。靖国参拝問題がいつも持ち上がる。諸外国の人たちはよい感情を持ちにくいだろう。けれど、若くして健康なままに死んでいった人たちの無念さと彼らを失った家族の悲しみは、きっとどこの国のどんな民族でも同じだろう。
靖国神社の明るい賑わいを背に、人が作った悲しみの大きさを感じて、重い。でも、人は同じだけ大きな幸せ、いや、もっともっと大きな幸せを作ることもできるはずだと思う。そう信じよう。
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