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気象衛星の画像

気象衛星(昔はひまわり、今は、アメリカの衛星に頼っている)の画像を天気予報でよく見る。
日本列島を雲がずっと動いていっている、あの画像だ。

今日、ショッキングなことを知った。

あの雲の画像には30分の時間経過が含まれているそうだ。つまり、一瞬で地球にかかっている雲の画像をとるのでなく、端から順々に少しずつとっていって、はりあわせたものが「そのときの雲の画像」ということになっているそうなのだ。(日本列島だけなら、30分もかからないと思う。念のため)

だまされていたというと大げさだが、私がこれまで「あれは、宇宙から雲の写真を ある瞬間に撮影したもの」と信じていたものが、そうではなかったのである。

夏の風物詩である積乱雲は、15分から30分くらいでできるそうだ。30分の時間差が気象衛星画像ひいては気象予測にどれくらい大きな意味をもつものなのか、推して知るべし、である。

「何時の雲の画像」という言葉にだまされてはいけなかったのである。視覚に訴えるものであればあるだけ、「自分の目でみた」というだけの理由で、信じてしまいやすい。

そういうことが、世の中にはどれくらいたくさんあるのだろうか。
「自分の目で見た」から、これは確かな情報だと思い込んでいることがどれほどたくさんあるだろう。

本質的なことを見落としていることが、もしかしたら思っている以上に多いのかもしれない。
「第三の目」あるいは「第六感」のようなものも、大事に育てないといけないのかもしれない。

そのためにはどうすればいいのだろう。心の眼に、栄養とチャンスを与え続けることだろうか。心の眼が開きかけているのに、あいている二つの眼がつぶしてしまうことも多いような気がしてきた。

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Comments

ほったさん、
コメントありがとうございます。なるほど、だから天気予報ははずれるんでしょうか。(と、短絡的になってはいけないですが)命にかかわるお仕事をされている方にとっては、たいへんな「ずれ」ですね。「みと」ちゃんの写真、かわいいですね。小さな子供をみると、未来はやっぱり明るいほうがいいと思わずにいられません。

Posted by: Rei | 2004.08.18 at 01:02 AM

ほったと申します。こちらでははじめまして、になります。
去る3月の「宇宙市民リーグ」のパネリスト討論、某「宇宙村」から参加・聴講させて頂いた者です。
私も、あのイベントからはホントにたくさんの刺激をいただきました。

さて、気象衛星の雲の画像には、まだ別の罠があります。

例えば「東京上空」の雲は、東京上空には写りません。
何故か。地球は丸く、雲には高さがあるからです。

赤道上空約36,000kmの静止軌道を回る気象衛星は、日本を「真下」ではなく「斜め」に見ることになるため、高度の高い雲ほど、また緯度が高い地点の雲ほど、本来の地表投影面より高緯度側に写ります。
まぁ、位置のズレはほんのわずかなのですが、それでも精密気象予測には気になる要素なのです。補正しようにも、実際の雲の高さを気象衛星画像から評価するのは限界がありますし。

あと、気象衛星は雲の「上半身」を見下ろしており、地上の人間は「下半身」を下から覗き上げています。
気象衛星の情報からは、その雲が「下半身美人かどうか?」は、なかなか判らない、というワケです。

では

Posted by: ほった | 2004.08.18 at 12:54 AM

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