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秋葉原

本日の月は、三日月。少し雲がかかっていたりして、ちょっと不安定。私の”月占い”は実にいいかげん。「いいかげん」というのは、「よい加減」というアクセントをつけて発音すると意味が変わってくる。「よい加減」は、先人の知恵であろうか。

秋葉原へ行った。ノートパソコンが不安定になったので、入院させる必要がありそうだった。このパソコンはTゾーンという店が、まだパーツ専門店になる前に、そこで購入したもので三年保証をつけてあった。この前のバイオも3年ぎりぎりで壊れてハードディスクを取り替えた。これはIBMのだが、やはり三年保証をつけておいてよかった。電話をしたら、修理してくれるというので、持っていく。店の感じはまったく変わっているが、活気のあるところはかわらない。眼光鋭く獲物を狙うパソコン自作少年少女たち(年齢にかかわらず)でにぎわっていた。

ロシア語がとびかう修理サービスカウンター。日本人の店員は日本語で説明し、ロシア人らしき男性はあまり流暢でない英語で話す。モノが目の前にあるので、それでもなんとか意思疎通はできたらしい。ロシア人は満足して帰っていった。店員さんはとても親切で、丁寧で気持ちのよい応対。パソコンの症状をしどろもどろに説明したら、わかってくださったようで、その後はてきぱきと書類作成。

パソコン入院手続きも無事に終了し、ビデオカメラを買いに別の店へ。映像はパワフルだと最近感じる。物語に映像は不可欠の時代になってしまったから、映像を自在に操れるようになりたいと思い、まずはビデオカメラ購入。いつか映画を作りたいな、などと見果てぬ夢を見つつ、「ハンディカム」を買う。こんなに小さいのに300万画素だという。技術革新にただ脱帽。これだけ買ったのでは結局使えないらしく、メモリだのバッテリーだの付属品もついでに購入し、ごつい三脚とかわいい指人形セットにテープなどをおまけにもらって、ホクホク帰る。

車に乗ると人が変わるという。温和な人がハンドルを握ると乱暴になったりするのだという。
カメラを持っても人は変わるのだと思う。撮影の威力は大きい。カメラを向けられて何も意識せずにいられる人は少ないだろう。ビデオカメラを持つと、人間の能力をはるかに超えた記憶力を身につけることになる。それだけ自分のものではない「力」を得るということだ。

コントロールできない力を持ってしまうことの悲劇。その力をあたかも自分の生来の力だと思い込んでしまうことの喜劇。そんな悲喜劇を私たちはいつも見ているし、自分でも演じているのかもしれない。


ビデオカメラごときで大げさだが、とにかく、「よい加減」に楽しむことにしよう。

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Comments

パコさん
やっと日本語で読み書きできるようになりました。なるほど、資料性の高いものをとっておくというのはいいアイディアですね。
ビデオを持って、ネバダ州の砂漠にいってきましたが、ビデオで再現できるものとできないものがあることに気づきました。
朝日がとてもきれいだったんですが、それは肉眼で見るのが一番で、ビデオに撮ると別のものになってしまいました。色が再現できないんです。これもマシンの限界なのかもしれません。

Posted by: Rei | 2004.10.06 09:06 AM

Paco-san, Thanks!
I am in Canada now, and cannot write in Japanese.
I will write more after coming back to Japan.

Posted by: Rei | 2004.10.04 10:32 AM

「映像はパワフルだと最近感じる。物語に映像は不可欠の時代になってしまったから、映像を自在に操れるようになりたい」に共感。僕も映像編集を多少やってみるのだけれど、まだまだマシンが力不足。
Photoshopが、7~8年前、マシンクロックが33MHz時代にPhotoshopを動かすのは辛抱が必要だったけれど、3GHzになるとさくさくストレスがない。動画も、100倍ぐらい性能が上がらないと、使いこなす気にはならないかも。あと5年ぐらいかかるかもね。
僕が今やっているのは、環境や国際政治などのTV番組の録画。情報の質がいいのを選んでおくと、講演や執筆の材料として史料生が高い。講演の時に動画を見せればインパクト大なのだけれど、静止画をキャプチャするだけでも十分。でもHDDがたい量に必要で、バックアップも含めると、1.5テラバイトぐらいのHDDを持ってるぞ。

Posted by: paco | 2004.10.04 02:31 AM

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