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月の光

米国ネバダ州にあるブラックロック砂漠でカンサットの打上実証実験に同行。

25日の夜、ナイトローンチを見に行く。午後8時から2時間の予定。

満天の星空を電飾ロケットが放物線を描いておりてくるさまは本当に美しい。
米国のアマチュアロケット家たちは、たいてい砂漠でキャンプしていて、自分のロケットを打ち上げたり、椅子にゆったりすわってのんびりと打ち上げを見たりしている。

去年とおととし、信じられないほど美しい星空を堪能していたので、今年も楽しみにしていた。しかし、砂漠について唖然とする。

まわりが明るいのである。砂漠を囲む山並みはくっきりと浮かび上がり、自分の影もはっきりと地面に映し出されている。人の顔も誰が誰だかわかるほどに明るい。

そして、満天の星のはずが、月の明るさに圧倒されてあまり見えない。特に南の空は壊滅的。天の川も影をひそめてしまっている。美しい満天の星を見て、流れ星でも眺めて魂のお洗濯をしようと思っていたのに残念。

月の美しさにみほれないといったら嘘になるが、満天の星を知っている身としては、月の明るさはそれを邪魔しているように思えてしまう。「過去にとらわれる」と、過去と比べてしまうから、「今現在」の幸せを享受できないのかもしれない。

月は地球の近くにあるというだけで、それ自体が光っているわけでもなく、大きいわけでもない。それなのに、光り輝く他の星たちを消し去ってしまうような光を発し、私たちを照らしている。

でも、じきに気づくのである。太陽の光と違って、太陽光を反射しているだけの月の光は明るく見えてもやっぱり暗い。太陽が星たちを消し去ってしまうのとはわけが違うのである。太陽の恵みと月の明るさは光の量が違うというよりは、その成り立ちの根本が違っている。

とはいうものの、月の美しさと月が作り出す世界のロマンチックな美しさには、感嘆するばかり。
「月の砂漠」という歌を思い出す。駱駝のかわりにロケットというのも一興。


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