幸せは胃袋から
先日、割烹レイランドを開業(?)し、初めてのお客様をお迎えした。
本当は、割烹旅館レイランドにしたいところだが、それはもう少し広い場所が与えられるだけの器ができてから。
初めてのお客様は、今度の本の登場人物とその人の別の側面を知っているであろうと思われる方。ふだんは見えない顔が垣間見える。苦しい時期の話を聞くのは聞くほうもつらいけれど、それを乗り越えてある幸せそうな今の姿を見ると、それもよかったのだろうかと素直に思える。
割烹レイランドでは、シェフがおかみを兼ねているので、お出しできる料理は鍋料理が主。下ごしらえを少しするだけで、味がぜんぜん違う。その日は、鶏と海老にたっぷりの野菜。だしはこんぶ。コツは、骨付きの鶏肉を1時間ほど煮込んであくをとっておくこと。これでうまみはばっちり。みりんをひとたらし、薄口しょうゆを少し。いただくときには好みでポン酢に七味。
「参加型割烹」ということで、お客様もレモンを絞ったり、海老の皮をむいたり、片付けをしたり。いまだスリッパがなかったり食器棚がなかったり、テーブルも小さかったりで、お客様のご協力なしにはたちゆかない割烹ではあるが、心も胃袋も楽しい時間を過ごすことができて満足。
取材を兼ねてであったけれど、どうしても聞いておきたいいくつかのこと以外は、特にこちらは準備せず、流れにまかせてお話をうかがう。当初、緊張気味だった表情が、だんだんほぐれてきて、とても素敵な笑顔になっていくのが見ていて嬉しい。
よろいをぬいで楽になったところで見える未来。話していて思わず顔がほころんでしまうような未来。そんな未来が本当は「来るべき未来」なのかもしれない。
幸せは胃袋から。世界中の人たちの胃袋が幸せになりますように。
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