快晴温暖福岡コンペ
週末は福岡へ。
UNISECのワークショップ。これまでばらばらに個人発表していたものを、大学で一本にまとめて発表してもらう。そして、今年のベスト団体を全員投票で選ぶ。初めての試みは学生たちの発案。
学生討論は盛り上がっていた。裏番組の教官ミーティングはほんの少し深刻モード。お金の調達が目下の大問題。しかし、学生の熱気をしぼませるようなことは決してしたくないというところでは全員が一致。
月曜の午前中。信じられないような快晴。前日のどんよりした空がうそのように晴れ渡った。そして暖かい。
気球を上げると、するするとまっすぐにあがっていく。2年前のカムバックコンペは曇りで寒かった。去年は雨で中止になった。天気のよいときにすると、こんなにも楽しくて楽なものなのか。寒さに震えていた過去の体験があるからこそ、この暖かさが身にしみて嬉しいと思える。
九大の学生が中心になって企画運営。献身的な彼らの努力には頭が下がる。そういう学生の熱気に巻き込まれて、先生も授業を休講にしてかけつけてくれる。
アメリカでうまくいかなかったカンサットを改良して持ち込んだチーム。最高のフライトも見せてくれた。これでこそカムバックコンペだ。顔いっぱいに広がる満足の笑み。そして極めつけの一言。
「今日初めて、カンサットをやっていてよかったと思いました」
そんな台詞を聞くと、こちらのほうが胸がいっぱいになる。
「こちらこそ、やっていてよかったと思いました。ありがとう!」
心の中で一人つぶやく。
福岡の三日間は、天気にも恵まれ、体はハードだったけれど、心はぬくぬくだった。
ぬくぬくの余韻を楽しもうと、博多ラーメンと明太子を購入して飛行機に乗った。
暖かかったのは、天気だけではない。
熱い人たちが九州にもたくさんいた。すばらしいことだ。
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