寄席
お正月に寄席。
上野の鈴本へ。恥ずかしながら初体験。
ちょっとした偶然で、前から二列目のチケットを頂いたので、ありがたく出かけた。
こんなお正月も悪くない。わくわくして出かける。天気もすばらしくよく、太陽がにこにこしている。
テレビでしか見たことのない芸人が、すぐそこで話している。お正月だからといって踊ったりもする。それぞれに個性的な芸が次から次へと出てくる。ここまで自在に芸ができるようになるまでに、どのくらいの修行を積んできたのかと思う。江戸の文化はすごいと感心する。
二楽の「紙切り」芸には驚嘆。客席からお題をもらって、それをその場で紙とはさみを使って表現する。最前列にすわっていた小学生くらいの男の子が「縄跳びをするニワトリ」のリクエスト。
二楽は困った顔をしながら、おしゃべりをしながら、紙を切っていく。そして見事にそれを表現した切り絵ができあがった。
トリは小朝さん。さすがの貫禄。
こんな世界があったのだと、正月早々、初体験の感激。
「またきてくださいね。でも、毎日くるとバカになりますよ」とまじめな顔で言う芸人さん。
演芸場など、すぐそこにあってほんの3000円で行けるのに、なぜか敷居が高かった。今まで私にとって、そこはアメリカよりも遠いところだったらしい。下手をすると宇宙よりも遠かったかもしれないことに気づく。
距離というのは、心が作るものなのかもしれない。
笑うと免疫力が高まるという。
笑いで始まった2005年。
今年はどんな素敵なことが起こるだろう。
世界中の人たちに素敵なことが起こりますように。
笑って過ごせる日々でありますように。
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