風邪を楽しむ
週末は風邪としゃれこんだ。
・・とでも書かないと、あまりにかわいそう過ぎる週末であった。何ヶ月ぶりかでやっと手にした休日。美容院へ行こうか、美術館へ行こうか、何をしようかと楽しみにしていたのだが、午後からかなりの熱が出て、からだじゅうが痛い。これはもしやインフルエンザか?
とにかく布団に入る。体の裏側が「ハスキー」な痛み。太ももの裏、腰、背中、肩など、すべてが痛い。日ごろからぼんやりした頭が一段とぼんやりする。ああ、美術館まで歩いていける地の利があっても、体がこれでは・・・
いつもの魔法をかけてみる。言葉は言霊を持つから、けっこうこの魔法はきく。魔法は簡単にかけられる。
その魔法とは・・・・
「どうせAだからB」を「せっかくAだからC」というふうに言い換えてみるだけ。簡単で、一瞬でできる。Aの中身が悲惨であればあるほど、逆転のご褒美も大きい。そこには創意工夫が必要だけれど。
たとえば
「どうせ風邪をひいているから、寝ているしかない」というのを
「せっかく風邪をひいたから」と言い換えて、その後を考えるのである。
とはいっても相当ぼんやりした頭で考えるので、
「神様がくださったプレゼントと思って、一日中寝ていよう」
くらいしか出てこない。
とりあえず、何もしないことにしてひたすら眠る。そういえば、ここのところあまり寝ていなかったなあ。ありがたいことだ。風邪をひかなければ今日もたくさんしたいことがあったから、休むどころではなかっただろう。風邪をひいてよかったのかな。
二日間で30時間くらいは眠ったかもしれない。
峠は越えたから、あとはよくなるのを楽しみに待とう。
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