大樹町ロケット打ち上げ
北海道の帯広近くに大樹町というところがあって、そこでこの週末に、ロケット打ち上げ実証実験が行われた。
北大のCAMUIロケット、東海大のハイブリッドロケットが打ち上げ。CAMUIロケットには北海道工大が製作したCanSatも搭載されていた。北大は12日に、東海大は13日にそれぞれ飛翔成功。カンサット実験もうまくいったらしい。雪が多くてちょっと大変だったらしいが、事故もなく無事に皆さんご帰還の様子。
近くに晩成温泉という温泉があって、そこに泊り込んで作業する。前夜は徹夜状態だったろう。温泉地には似つかわしくない異様な作業集団だったのではないかと思う。
直前まで調整にあけくれ、どきどきして打ち上げの瞬間を待つ。打ち上げて終わりではない。パラシュートで回収するまでの、一つ一つのシーケンスのどこで失敗するかわからない。うまくいってくれと開発者たちは祈るような気持ちでそこにいただろう。その場にいない私までどきどきしてくるから不思議。
寒冷地での打ち上げは、バッテリーがあがりやすいから不利なのかもしれないが、ロシアでいともたやすくポンポンと上がっている(ように見える)ロケットがあるわけなので、寒冷地だからどうこうということはなさそうだ。技術力でなんとかなるのだろう。
晩成温泉は、「大器晩成」からの命名だそうだ。大樹町という名前は、そこからつけられたという。
大樹はゆっくりと、しかし、しっかりと着実に育っていく。大きな樹であればあるほど、「晩く成る」のだろう。
北の大地では伸びるときと寒さをこらえるときとがはっきりと分かれる。年輪がくっきりと樹木に刻み込まれるのだ。
ロケットもゆっくりと、しっかりと育って、いつか宇宙へ届くほどの大きな樹になるといい。
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