男の子たちのロケット祭り
春とは思えない冷たい雨の中、新宿へ。
恒例になったかのような「ロケット祭り」。いつも大入り満員の大盛況。今回は、ペンシルロケット50周年で特別バージョン。特別ゲストもいらっしゃるとのことで、平日なのに多数の参加者。宇宙研ロケット班長だった林紀幸氏に加え、ペンシルロケットを糸川博士とともにつくっていたという垣見恒男氏がゲストとしてご登場なので、雨の中、他の義理と義務を振り捨てて駆けつけた方も、十分その甲斐はあったと思う。
あさりよしとお氏と松浦晋也氏は壇上にすわってはいるものの、口を挟む間もないほどにゲスト二人のトークが炸裂。
「キューブサット物語」の販売もすることになっていて、編集者がたくさん運んでくださっていた。
おかげさまで、完売。ありがたいことだ。読者の方とお話する機会はあまりないので、こういう機会は嬉しい。
この会場には、女性は少なくて、ほとんどが「男の子」。年齢や職業に関係なく、「男の子」が集まっているという感じ。外ではバッチリ仕事をしている方々なのだと思うが、ここでは、みーんな「男の子」の顔になっている。ネクタイをしめていても、ヒゲがはえていても、顔には「男の子」の輝きがあふれる。
私としては、こういう場に、やや違和感がないわけではないのだけれど、「男の子」たちのおかあさんになった気分で座っている。そのせいか、サインしながら、おかあさんめいた言葉が出てしまう。「この子たちがみんな幸せになりますように」というような。
男の子のおかあさんというのは、こういう気分なのだろうか。大笑いするのも、身を乗り出して聞くのも同じなのだけれど、どこか「男の子」にはなりきれない自分を感じながら、そういう自分を楽しむ。
残した仕事があって、終了後の打ち上げには参加できず、ちょっと残念。こういうときに備えて、仕事はさっさと片付けるに限る。肝に銘じておこう。
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