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中宮寺とベルリン博物館島

ぽかぽか陽気に誘われて、ふらふらと外へ。そのまま上野公園のほうに歩いていったら、看板が出ている。東京国立博物館の特別公開。4月17日が最終日。今日ではないか。

迷わず、博物館に入る。中宮寺の国宝、菩薩半跏像にお会いできた。小さな幸運にホクホク。

美しい菩薩様だった。お顔だちは知的で優しくて、スタイルは抜群。お寺では見えない後姿も拝ませていただいた。両目からたてに光が広がっているようにも見え、うんと近くでお顔をじっと見つめることができた。

1000年を超えた存在というのが信じられない。こういうのを見ると、昔の人はなんとすばらしい技術を持っていたのだろうと思う。そして、「とき」というものの不可思議さにひたる。

庭園も開放しているという。それも、この日が最終日。桜はほとんど散ってしまっているが、新緑がまぶしく、ゆったりした気分で土の上を歩く。都会では土の上を歩くことが贅沢になってしまっている。ベンチにすわって一休み。のんびりリラックスして、道行く人を眺める。

そして、同じ博物館の催し「ベルリンの至宝展」へ入る。ベルリン国立博物館というのは、シュプレー川の中洲に作られているのだそうだ。100年かけて作られた博物館島。戦争でダメージを受け、美術品も散逸してしまっていたが、ベルリンの壁が崩壊してから、世界遺産の登録を受けたそうだ。

川が氾濫したらどうするのだろうなどと余計な心配をするのはやめて、数々の収蔵品に見とれる。ボッティチェリの「ヴィーナス」は本当に美しい。

東京国立博物館はなかなかのもの、というのが本日の感想。
本館の日本の展示もいい。順路のとおりに動くだけで、日本の歴史がわかる(ような気がする)し、目にも美しいものがたくさんある。岸田劉生の麗子像も展示されていたので、じっくりと見てきた。

美しいものをたくさん見て、いい気分で帰宅。
世の中には、美しいものがたくさんあって嬉しい。願わくば、自分も美しいものを作る美しい人になりたいものだ。いますぐできることから始めよう。まずは、ガラクタ整理。

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