« 中宮寺とベルリン博物館島 | Main | ゴッホ展 »

根津くらぶ

「割烹レイランド」をやっていると吹聴していたら、「いきますよ」、という声がかかった。ちゃんとお客さんとして、お客さんを連れて、のことらしい。ありがたいことである。

しかし、しかしである。

割烹レイランドは、自宅台所で割烹着を着た私がおもてなしをする場。

「割烹着を着ているから、割烹だもんね」と勝手に名づけただけなのだ。ああ、言葉をもてあそぶと、ちゃんとつけが回ってくる。そして、冬が終わり、鍋料理ができなくなった今、おかみがシェフを兼ねるメニューにも困ってきた。もう少しあったかくなったら、小さなベランダで焼肉でもできるのだが、まだ夜は冷える。

だから、「いつ、営業してるんですか」とマジメに言われるとひるむのである。

困ったときには常にチャンスが潜んでいる。
今のチャンスはなんだろう。そうだ、料理を習おう、と思い至った。この単純な思考回路はすばらしいと自画自賛。やはり習うなら、おもてなし料理だろう。

「根津くらぶ」という、隠れ家みたいな料理屋さんがあって、そこで料理教室をしているというのをちょっと前に聞いていた。さっそく電話して、申込み。数日後に、私はそこの生徒になっていた。

8,9人の小さな集まりに、女性のシェフが先生役。この方がまたとっても素敵なのだ。包丁さばきはもちろんのこと、盛り付けのときの手つき、水を切るときのしぐさ、凛とした立ち姿など、すべてが絵になっている。

生徒さんたちは、全員女性で、主婦のベテランのような方も多い。
あれよあれよというまに、豪華な食事ができあがり、たいそうおいしく頂いて帰宅。

わかめと筍のお寿司
揚げカレイ(骨までパリパリ)
ささみと三つ葉のわさび醤油
ソラマメの翡翠煮

献立はこんな感じ。
一ヶ月に一度の料理教室で、「割烹」になれるとはもちろん思っていないけれど、おもてなしがほんの少し粋になっていくことを期待しよう。

水は一滴ずつコップにたまっていけば、いつか溢れるときが来るのだ。進歩は少しずつ。

|

« 中宮寺とベルリン博物館島 | Main | ゴッホ展 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

えつこ先生。
お越しいただきありがとうございます。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
来年も、たくさんおいしいお料理を教えてくださいね。とても楽しみにしております。

よいお年をお迎えください。

Posted by: Rei Kawashima | 2005.12.29 at 09:54 PM

川島さん、こんなステキなHPをお持ちとはつゆ知らず。
情報発信に感謝!
教室では静か(?)だから有名人とはおもいませんでしたよ。
来年もよろしくお願いします。

やまだえつこ

Posted by: やまだえつこ | 2005.12.29 at 06:16 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/6542/3802546

Listed below are links to weblogs that reference 根津くらぶ:

« 中宮寺とベルリン博物館島 | Main | ゴッホ展 »