カムイロケットのビデオ
少し前に送ってもらっていたカムイロケットのDVDをUNISECのホームページにアップした。
このホームページのトップページデザインは今月は若葉色、先月は桜色だった。デザイナーはいまヨーロッパを旅行中。街角のインターネットカフェで、とても高いコーラ代を払って、メールをくれる。
UNISECのロゴも彼のデザイン。ロケットのフェアリングが開いて、衛星がポコポコと出てくるのをイメージして作ってくださった。それだけではなく、季節によって、衛星が桜になったり、若葉になったりと、楽しいアイディアが次々と出てくる。この感性はすばらしい。
それはともかく、初めてこのDVDを見たとき、泣けてしまった。プロが作ったのかと思うようなすばらしい出来であるが、プロではなく、植松電機の社員の方が「専務を泣かせよう」と、ひそかに作ったらしい。専務だけでなくて、見た人はきっとみんなじわっと来るに違いない。
ロケット打ち上げのシーンはもちろんいいが、私が一番感動したのは、降りてきたパラシュートと機体を拾いに行こうとする学生たちの姿だ。
子犬のように雪の上をころげまわり、腰まで雪に埋もれながら、走っていくシーン。
スノーモービルで取りに行っているので、冷静に考えれば、実は行かなくてもよかったのじゃないかと思うのだが、それでも皆が走っていく。そこに、皆の想いが凝縮して見える。
そして、回収したロケットを大事そうに受け取る学生さんの表情。永田先生の心からの笑顔。見ている人たちの歓喜のしぐさ。そして、ロケット搭載のカメラがとらえた映像。これらがすべて、白銀に映えて美しい。
最後がまたいい。関係した大学や団体の名前がテロップで出た後。これ以上は書かない。
多くの方に見ていただきたい。10分程度だが、ぜひ音声つきでごらんいただきたい。宇宙にも工学にもあまり興味がなくても、きっと何か感じることがあるだろう。
映像はこちらからどうぞ。
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