オランダのサイちゃん
XI-Vは無事にオランダに到着して、ESTECで順調に作業中。まずは、ヨカッタヨカッタ。
小さな一歩を大切に喜びたい。小さな一歩の積み重ねをしていって、あるとき振り返ったら、自分は山頂にいてふもとがはるか下のほうにみえた、ということもある。それに、小さな一歩といっても、ほんの少しのアクシデントで歩めなくなることだってある。そう考えると、一歩進めたというのは喜ばしいことだ。
中須賀研究室WEBの最新ニュースに、XI-Vの保護者たち(?)の写真が載っている。本人(本星?)の写真もある。
ずっと日陰の身だったXI-Vは、最近、にわかに脚光を浴び、日経新聞(夕刊)の一面にまで登場した。それに、某民放局のドキュメンタリー番組では、XI-Vの開発がメインでとりあげられ、打ち上げ後に放映の予定と聞いている。
今回、学生たちはロシアへ行かず、ESA側が搭載作業を担当する。だから、この衛星に関しては、何をどうすればいいのかを、しっかりと伝えなければならない。こんなドキドキするミッションを、こんなに若いうちに経験する彼らは、これからどんなふうに成長していくのだろう。
オランダのサイちゃんが宇宙へ行く日は近い。今度は軌道の関係で、もっと鮮明な写真が撮れそうだという。携帯に無料で地球画像を配信してくれるさいめーるサービスも、ますます楽しみになってきた。
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