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爪水虫

足の爪がおかしな具合になった。素足にサンダルの季節にこれはまずい。ネットでいろいろ調べると、「爪水虫」に症状が似ている。まさかと思いながら、皮膚科へ。

皮膚科の先生は、きれいな女性だった。さわやかで、とてもいい感じ。皮膚科の医者には見えない。「皮膚科の医者」に対して持っている固定化されたイメージが、自分の中にあるらしい。

その白いきれいな指を器用に動かして、皮膚の組織をとって、大きな顕微鏡でみてくださる。

「菌はいないようですね」

ペティキュアが好きで、もう何年もしていた。けっこうマメに塗り替えていた。それがいけなかったらしい。爪の色がどんよりにごっている。

「つけっぱなしのほうがまだいいんです。除光液が一番悪いんですよ」

なるほど、爪によかれと思ってマメに塗り替えるたびに、爪にダメージを与えていたわけだ。
しかも、足の爪は一月に一ミリくらいしか伸びないらしい。一年たってやっと新しい爪になる。だから、今見えているダメージは、半年以上前のもの。

よかれと思って一生懸命していたことが、かえってダメージを与えてしまっている。こんなことが、もしかしたらたくさんあるのかもしれない。かといって、一生懸命しないことがいいはずもない。このバランスをどうとるか。

「よかれと思ったこと」が「本当によいこと」なのかどうか、自問を続け、謙虚に考える姿勢。
常にダメージ・サインを見逃さず、ひとつひとつの事実を受け入れる姿勢。
起こったことに、誠実に対応していく姿勢。

時間軸の中で、ある時間を切り取ればよいものが、もっと長い時間軸でみるとよくないこともある。環境問題など、その最たるものだろう。

全体的に、統合的に、未来的によき方向だと信じられるほうへ導かれることを祈りたい。

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