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甲子園の夢

ありえない、と思っていることが、ありえる。
二年連続で、夏の甲子園で北海道の高校が優勝した。57年ぶりの快挙だという。二年連続というのは、桑田・清原を擁したPL学園でさえ達成できなかった、すごいことなのだそうだ。

こんなシナリオは、ありえないことだった。
道産子は、まず、甲子園のあの暑さに耐えられない。一年のほぼ半分が雪に閉ざされてしまうところで野球をするということ自体、ハンディが大きすぎる。それに、のんびりおっとりおおらかに育っている北海道人は、勝負にあまり執着しない。

たくさんのもっともらしい理由があたっているかどうかはともかく、甲子園で北海道勢が一勝でもあげたら、もう大変なことだいうのが、常識であった。

それがいったいどうしたことだろう。駒大苫小牧は、あれよあれよと勝ち進み、そして、決勝でも勝ってしまったではないか。去年は素直に感動したが、今年はそういった感情を超えている。

ありえないことが起こっている。正確に言えば、「ありえないと思っていたこと」が起こっているのだ。ありえないというのは、単なるひとつの見方。考え方を変えればありえるのだということを、弱冠16、7歳の高校生が教えてくれる。すばらしいリーダーである監督を得たことは幸運だっただろうが、実際に必死でやったのは彼らだ。

この快挙は、ありえないと思われていることに挑戦している人たちに勇気を与えてくれる。なんでもありえるのだ。しっかりと考え、工夫を積み重ねていけば、ありえるのだ。

インドの楽器、シタールを習い始めてはや6年。月に一回しかいけないからとか、子供のころからやっていないからなどと、たくさんの上達しない理由を並べ立てるよりは、奇跡はありえるのだと信じて練習したほうがいい。

一年以上かけて練ってきたビジネスプランの実現しない理由を述べ立てるよりは、実現すると信じ、実現したら起こりうるすばらしいことを想像して、取り組んだほうがいい。

ありえないと思ったときに、それはそこで頓挫する。ありえると思い続ければ、いつかそれは実現する可能性を持つ。よきことにつながる可能性の種子は、大切にもっておこう。適切な時期がきたら、それはちゃんと芽を出し、花を咲かせ、実を結ぶだろう。

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Comments

平山先生

コメントありがとうございます。
打ち上げが延びたため、打ち上げ直前にARLISSという、すごいスケジュールになっています。

本当に、キューブサットも二連覇してくれると嬉しいですね。

Posted by: Rei Kawashima | 2005.08.23 01:32 AM

思えば、CANSATもCUBESATも、Twiggs先生が提唱したときには半信半疑でしたが、東大と東工大の、「やればできる」という信念の力を、翌年に見せ付けられました。

しかも、CubeSatは外国勢がリタイヤする中、日本のワン・ツー・フィニッシュ。かっこよすぎ!

こんどの打上でも、連覇をお祈りしています。

Posted by: ひらやま@九大 | 2005.08.22 10:01 PM

すみさん

コメントありがとうございます。
起こりえることは起こるとすれば、これから何が起こっていくのか、楽しみですね。

心の花園にはよき種をたくさん植えたいものです。

Posted by: Rei Kawashima | 2005.08.22 08:34 AM

全く同感です。
あり得ないと思った瞬間に終わるし、
あり得ると思ったら起こる。
ビジネスの世界でも10年前はあり得ないと思ったことがどんどん起こっています。
起こり得ることは起こる、というのが実感

駒大苫小牧の連覇にも全く驚かなかったです。

Posted by: すみ | 2005.08.22 01:57 AM

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