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きゅうりのかつらむき

きゅうりのかつらむきに挑戦。

「根津くらぶ」のお料理教室で先生がやってみせてくださったとき、きゅうりはスイスイと紙のように薄く切れ目なくむけていった。それを千切りにして水に放すと、針よりも細い緑色の線がきれいに広がった。美しい。

挑戦。自分でやってみると、1センチくらいでボツボツと切れる。しかも、厚さは一定せず。しかし、このきゅうりはどうしても針よりも細い緑の線にしなければならない。

「包丁はたてに動かして」
全身硬直状態のまま、包丁を握り締める私に先生の声。力まかせに横方向にぐいぐいとむくのでなく、上下に動かすことで、自然にむけていくらしい。

「だってプロですから」とおっしゃりながらも、「練習すれば誰でもできますよ」とにっこりされる先生。二つ三つ山を越えたはるか遠いところの山頂からエールをくださる。エールが届く範囲内にいるというだけで満足。

難しいことに挑戦することの効用は、いろいろある。自分の潜在能力を引き出すきっかけとなりうるということ。新しい気づきがありうるということ。一度難しいことを切り抜けると、通常レベルの困難はそれほど気にならなくなること。

難しいこと=危険なことというわけではないのが嬉しい。命を懸けずとも、全身硬直する体験はできるのである。
きゅうりのかつらむきができるようになったとき、通常の千切り、みじん切りなど、まったく苦にならずにできるだろう。

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