はやぶさくんの冒険
はやぶさくんはすごい。
太陽より遠いところにある小惑星に行って、がんばっているのだからすごい。そこがどれくらい遠いかというと、交信するのに16分(ご指摘いただいたので、訂正。片道の時間)もかかるそうだ。といってもぴんとはこないのだが、電話して答えが返ってくるのに30分以上かかるという感じだろうか。
今日未明、サンプルリターンミッションが、その遠いところで行われた。8時40分の段階で、的川先生のVサインが出たそうだ。本当にサンプルを持って、地球に戻ってきたら、どんなに嬉しいだろう。大歓迎会をしなければなるまい。
松浦晋也さんのブログがまたすごい。たぶんどこよりも早く、正確に、読者が知りたいことを伝えてくれる。彼の視点は、ときに製作者側になり、ときに読者側になるように見えて、一貫してプロのコミュニケーターの足場を崩すことはない。
世の中にはすごい人たちがいる。そういう人たちが、そのすごさを100パーセント発揮できるような場があるといい。宇宙研には「24時間戦う天才」たちがいて、彼らが文字通り、24時間奮闘している。
宇宙研もやりにくくなったと嘆く声を耳にすることもあって、少し心配だけれど、はやぶさくんの冒険が契機になって、もっと宇宙研らしいことが自由にできていくようになるといい。
がんばれ!はやぶさくん。
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Comments
正しい情報をありがとうございます。
久しぶりに「二〇〇一年宇宙の旅」を読み返しております。二〇〇五年宇宙の旅・現実バージョンも、そんなに悪くないかしらと思ったりしております。
Posted by: Rei Kawashima | 2005.11.27 10:57 PM
>交信するのに12分
16光分離れているそうで、コマンドの応答は32分後に返ってくるようです。
Posted by: みーや★ | 2005.11.27 10:46 AM