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ピギーバック宣言

JAXAの理事長が、宇宙開発委員会の席上で、2,3年後には、H-IIAロケットを使って、「ピギーバック」を毎年提供するようにしたい、とおっしゃられたそうだ。これはまた聞きなので、正確にどのように話されたのかは不明だが、トップが正式な場所でこのように「宣言」されたのは、初めてではないかと思う。

ロシアのロケットでの打ち上げは全く悪くないのだが、やはり日本で日本語でできるなら、そのほうがいい。輸出の手続きも不要になるし、近いのでコストも時間も節約できる。打ち上げの見物も可能だ。(ロシアは、軍事基地なので見物はまず不可能)

打ち上げが決まると、学生さんたちの目の色はかわる。動きは俊敏になり、口数は少なくなり、集中度が増す。日本のあちこちの大学でそういう光景が見られるのはすばらしい。

2,3年後というと、2008年か2009年。
定期的に打ち上げられるとすれば、その後、毎年打ち上げ機会があるということになる。もし本当なら、これは画期的な変化だ。

変化を起こす人、変革を決断する人は、いつも未来にリスクを負っている。後の世の人に、「あの人のおかげでこうなった」と言われるか、「あの人のせいでこうなった」と言われるかは、変化の最中には判断がつきにくい。判断がつかなくても、内なる心の声を頼りに決断はしなければならない。

理事長の心の声がどうだったのかは知る由もないが、ともかくH-IIAピギーバックは「GO!」という方向で決断されたらしい。関係者の皆さんのがんばりがきいたのだろうか。

打上げてもらう衛星作りにもますます熱が入っていくことだろう。そして、その衛星を使って何かをしようという人たちもますます増えていくことだろう。

その先にある世界はどんなだろう。想像するだけで楽しい。


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