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都ぞ弥生

神保町の学士会館へ。

北大工学部の化学系東京同窓会の集まりが開かれることになっていて、そこでお話させていただく機会をいただいた。幹事さんが読売新聞の記事を読んでくださったのがご縁。北大つながりの縁はこれまであまりなかったので、うれしい。新聞の力の大きさにいまさらながら感心するとともに、取材してくださった方に改めて感謝。

総会のあとの講演会。私の講演は、大学生の宇宙開発について。もう一人の講演者は、東京医科歯科大の先生で、材料を専門に研究しておられる。歯や骨や関節など、人工物で代用できるようになってきたのは、こういう方たちの地道な努力によるところが大きいのだろう。

同窓会なので、年齢層が高い、のだそうだ。この論理は少し不思議。卒業したら同窓生なのだから、若い人が増えていくのが道理ではないだろうか。東京同窓会ならなおさらのこと、若い人が東京で会社以外のネットワークを持てるように支援するという軸を打ち出せば、みんな寄ってくるような気がする。

それはともかく、とても気持ちよく楽しくお話をさせていただいた。幹事さんたちの心配りがとてもあったかくて、行き届いていて、楽しい時間だった。お借りしていった空き缶衛星の実機やキューブサットのEMは、もちろん大人気。その小ささに驚かれる皆さんの顔を見るのがいつも楽しい。

講演中、私が宇宙の世界に足を踏み入れるようになったきっかけである問いを皆さんにおうかがいしてみた。
「第三次世界大戦は起こると思うか?」

ほとんどの方が「起こらない」ほうに手をあげた。
理由を数人の方におうかがいしてみた。

「ぎりぎりのところで踏みとどまる人間の英知があると思う」

人間の英知を信じられる、善意のひとたち。その英知を全地球的に育てていくにはどうしたらよいのだろう。善意を広めていくにはどうしたらよいのだろう。たぶんそこに鍵がありそうだ。

お誘いいただいたので、ありがたく懇親会にも参加させていただいた。
この同窓会は、「幹事企業」が仕切ることになっているそうで、今年はM化学のご担当。懇親会も楽しい仕掛けがいっぱいだった。

M化学の若手が工夫を凝らした「北大クイズ」が秀逸だった。ローカルネタだが、汎用的にも使えそうなネタが満載。

クラーク像は北大構内にいくつあるか?にはびっくり。2つは知っていたが、実は5つもあるそうだ。

北大生協で買い集めてきたという賞品もたくさん。私は、クラーク賞があたって、キーホルダーをいただいた。最近の大学生協は商品開発に熱心なので、なかなかかわいい。

懇親会の締めは、やっぱり「都ぞ弥生」。
三大寮歌のひとつだけれど、自然の美しさを讃える歌詞は、ほかの二つとは趣を異にしている。
これを歌うのは、何年ぶりだろう。

ひとつの輪になって、肩を組んで、という昔ながらのやり方で。この雰囲気も本当に久しぶりだ。かつて応援団副団長をしておられたというK先生の前口上つきだったので、たいそう盛り上がった。

連綿と続いている歴史の中で、一人ひとりは確かにそれをつなぐ大事な存在。そう信じられるような場があちこちにできていくといい。

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Comments

まこパパさん
コメントありがとうございます。宇宙に思いを馳せるとき、意識が解放されるような気がしますよね。形而上的なエントロピーが下がるんでしょうか。
また、いろいろお話聞かせてくださいね。

Posted by: Rei Kawashima | 2006.04.16 at 12:39 AM

レイさん、こんばんは。今日(2006年4月15日土曜日)朝のNHKラジオで、空き缶衛星について放送していましたね。寝ぼけながら聞いていたので内容をはっきりとは覚えていませんが・・・。「さいめーる」がメールで届くたびに宇宙へと思いを馳せています。またお目にかかるのを楽しみにしています。では。

Posted by: まこパパ | 2006.04.15 at 10:30 PM

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