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CAMUI実験中止

7月末に予定されていたカムイロケットの打ち上げ実験が中止となった。
技術開発というのは、一筋縄でいかないものらしい。だからおもしろいのだという声もあるが、当事者はつらいだろう。あとになったら笑い話になるかもしれないけれど、そのときはとても笑えまい。

以下、HASTICのホームページから引用。

CAMUI ロケットを応援してくださる皆様へ


 7/30(日)に実施を予定していた打上げ試験ですが、7/22(土)の実験で起動時に再度異常燃焼が発生し、解決の見通しがつかないことから中止することと致しました。3/18 の燃焼実験成功から 3回連続して定常燃焼に成功し、自信を深めた上での打ち上げ計画再開でしたが、その後、今回を含めて 5 回連続の異常燃焼発生となりました。異常燃焼の原因は元より、当初の燃焼実験で 3 回続けて成功した理由すら判然としなくなったという状況です。

 ぎりぎりまで判断を延ばした結果、直前の中止となり、各位にはご迷惑をおかけすることとなってしまいました。心よりお詫び申し上げます。

 今後は 1/2 スケールの小型モータによる実験に立ち返り、起動時の信頼性を確保するための起動シーケンスの開発を行う予定です。起動さえできれば安定燃焼をしてくれるモータであることは判っています。また、同スケールの水冷式モータでは高い信頼性を示していますので、特徴的な燃焼方法に起因する問題ではないことも判っています。学生達は本日も赤平市の植松電機に残って既に小型モータでの燃焼実験を始めています。打上げ計画の再開がいつになるのかは判りませんが、諦めたわけではございませんので、今後も引き続きご声援頂けますようお願い申し上げます。

平成 18 年 7 月 24 日

永田 晴紀(Harunori NAGATA)
HASTIC 理事、CAMUI ロケット WG プロジェクトリーダー
北海道大学大学院工学研究科機械宇宙工学専攻 

「引き続きご声援」、はい、もちろんまかせてください。
と書いて、考えてしまった。

技術的な応援ができるとよいのだけれど、それはちと難しい。
では、精神的な応援ならできるのだろうか。精神的な応援とはいったいなんだろう。目に見えないもの、形にならないもの、それでいて感じ取れるもの、だろうか。言葉だろうか、差し入れだろうか、何かほかのものだろうか。

もし祈るとしたら、何を祈ればよいだろう。
「開発者の皆さんに、乗り越える強さと知恵をお授けください」

できるかどうかわからないことを自らの判断で行うとき、いつも私が祈ることを、そのままカムイロケットの開発者の皆さんのために祈ろう。

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Comments

コメントありがとうございます。
それは残念でしたね。
またの機会を楽しみにいたしましょう。

Posted by: Rei | 2006.07.26 at 10:55 PM

やっと、息子(3歳)を口説いて、土日の切符を買いにいこうとしたら、MYCOMの記事が出て、あぁーぁになりました。

Posted by: pongchang | 2006.07.26 at 02:52 AM

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