SEEDS2号機
日大の木下さんからの個人メール。許可をいただいたので、そのまま転載。
今回は、悔しい結果となりましたが、次こそは成功させたいです。 これは、先程のメール(注:UNISECメーリングリストへのメール)に流そうか迷いましたが、「14機のCubesatを失ったことが原因で世界の大学がCubeSat開発を諦めてしまわないかが心配です。とくに、Cal Polyの学生たちは自分たちのCubeSat2機が失敗に終わってしまっているのに、世界からロケットトラブルについて質問攻めであまりにも不憫でした。
彼らが、この逆境を乗り切ってくれることが、これからのCubeSat開発にとって大きなポイントになると私は考えています。彼らは、本当にがんばってくれました。」実は、もう先程、SEEDSの2号機電池の充電を始めました。この2号機をどうにか打ち上げられる状態にしたいと考えています。
正直、SEEDSって名前をつけた先輩はすごいと感じました。SEEDSは宇宙工学教育衛星という意味で、私たちに、宇宙工学における様々な苦い経験をさせてくれました。
この話は、ブログでいろいろとお話して行こうと思っています。この経験をUNISECでシェアできれば、SEEDS1号機のミッション(衛星自体のミッションではなく衛星開発としてのミッション)は達成されたものと考えています。
長々と書いてしまいましたが、これからも、ご支援よろしくお願いいたします。
言ってもどうにもならないことに、いつまでも執着しているのはつまらない。学べることを学んで、さっさと次に進もう。Calpolyは12月に別の打ち上げを控えている。SEEDSの二号機も飛び立てる用意をしておけば、いつどんなチャンスがくるかわからない。
木下さんは、某有名自動車メーカーH社に就職が決まっているそうだ。あそこは飛行機まで自力で作っているくらいで、技術者魂をゆさぶられるところらしい。学生時代にここまでの経験をした彼なら、これまでにない素敵なものを作ってくれるに違いない。楽しみにしていよう。
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