SEEDS、次の一手
突然の、SEEDSの予期せぬ幕引きから一日。
打ち上げの現地(カザフスタン)で、「failure」の宣告を受けた宮崎先生が、そのときの様子をブログに書いておられる。写真満載で楽しい(内容が楽しければもっとよかったのだろうが)。同行の「ぐっさん」こと、4年生の山口さんがいい味を出している。
以下、一部抜粋。
今は,SEEDSが宇宙で動くってことを(あるいは動かないってことであったとしても)証明できなかったのが悔しい.衛星や地上局をつくってきたOB・OGや現役の学生達の力を証明できなかったことが本当に悔しい.
この2年間,とにかく白・黒をはっきりさせたかった.
打上げ後,しばらくたって,BelKA・Bauman・Rome・Trino・P-PODのゆうに100名を超える関係者の前でKosmotrasがstatementを発表した際,"failure"の一言に場が完全に凍りついたあの状況は,忘れたくても忘れられません.
悔しい.その一言に尽きます.
OB・OGの皆んなには,こういう結果になって,言葉もないです.すまん.
そして、続けて次の一手について。
現役メンバーにとって,また振り出しに戻るというのはなかなかきついものがありますが,大事なのは,当然,「次にどういう手を打つか」.
UNISECのメーリングリストでは、たくさんの励ましメールが飛び交った。技術開発は楽しいけれど、しんどい。そのしんどさが身に染みてわかっている人たちからの励ましは、きっと心に届いただろう。
SEEDSの「次の一手」は、どうやらもう始まっている様子。
宮崎先生が日曜日に帰国されるころには、次のスケジュールが出来上がっているのかもしれない。
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