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芸食の秋

芸食(つまり、芸術と食欲)の秋にはまだ間がありそうだった暑い日曜日。

横浜は本郷台のギタリストさんのお宅で、音楽とお食事を楽しみつつ、未来を考える会があって、参加。

この会は、ずいぶん前から、「サステイナブル」に続いている。つまり、鳴かず飛ばず大きくならず、でも続いている。

11時に駅で待ち合わせして、スーパーで買い物。私はなぜか10時過ぎに着いてしまって、駅前の小さな公園にすわって本を読む。いつもは出会わないタイプの方々がすわっていて、ほんの30分の間にいろいろドラマがある。
暑いのだが、風が気持ちよく吹いている。すぐそこで大声が聞こえていても、動じないで本を読めるというのは進歩なのか鈍化なのか。

この会は、おいしいものとお酒と音楽、それに楽しいおしゃべりで構成。しかし、廊下で寝ている人がいたり、外にお散歩に出かける人がいたり(すぐそばに、気持ちのよい遊歩道が川沿いにある)、各自、気ままに過ごす。

たいそう贅沢なことに、プロのギタリストやらオルガニストやらがいて、ごく普通に演奏をしてくださる。オルガニストさんは、80日間のドイツ研修が決まっていて、その壮行会も兼ねてのこと。アマの笛吹きさんやギタリストの生徒さんなどもいらして、演奏してくださる。

すばらしい料理の数々を作ってくださるシェフさんは、謡もお上手。

ゲストも歓迎されるので、今回は知人を二人、お誘いした。
知人は洗い物が天才的に上手であった。お皿もグラスもピカピカになる。おかげでシェフは料理がどんどん進んで、メニューはフルコースの最後まで達成。こんなことは、いまだかつてなかった。誰かの小さな貢献は、見えないところで別の人に大きな影響を与えるらしい。

メニューは全部は覚えていないのだが、たぶん以下のような感じ。

トマト&豆サラダ
ソーセージ盛り合わせ
チーズ
生しいたけのソテー
ホタテのバター焼き

このあたりからパフォーマンスタイム

生春巻き(ピリ辛トマトソース)
マレー風(だったかな?)焼き鳥
ポーク肩ロースのトマト煮
里芋(あら塩をつけて頂く)
浅漬け
おにぎり(大葉とにんにくをつけこんだ醤油で味をつけたものを握る、大葉でまいて頂く。美味!)
実だくさんのお味噌汁
二種類のブドウ
デザート(桃のコンポート・サイダー割り)
マロンケーキ

私は歌を歌いたい気分だったので、歌ってみた。なんと、ピアノ弾き語りに初挑戦。ピアノが家にないので、空想の中で練習していたが、指はうまく動かず、歌とピアノの両立も難しく、度胸のみで演奏。しかし、拍手は暖かい。調子にのって、オルガニストさんの伴奏で、アメージンググレースを歌う。(たいそう気持ちよかった。)みなさんやさしくて感謝。

お皿を洗ってふいて食器棚にしまって、ゴミをまとめて、後片付けをして帰路につくと、もう深夜。

会場のオーナーであるギタリストさんは、こういった会をすると、次の日の午前中をつぶして、片付けと掃除をされるそうだ。食器棚の配列もぐちゃぐちゃにしてしまっているし、これを元に戻すのは大変なことだろう。素直に感謝。

未来は、いつも、今ここから始まる。よき未来は、幸せな今からだと作りやすいように思う。幸せは自分が決めるので、「楽しいねー」とつぶやくだけでいい。楽しい未来があちこちにできていきますように。


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