シンジラレナーイ
日本ハム優勝。
44年ぶり。地元北海道での優勝。札幌に移ってから3年だという。
少し前に、北海道にいる友人から手紙をもらっていた。
いろいろなことがあって、北海道に戻った彼女は、しばらくちょっとウツ気味で、元気がなかったのだという。それが今はテレビやラジオの前で、元気に(熱狂的に?)日本ハムを応援しているという。
元気になったから、そういうことができるようになったのか、そういうことがきっかけになって元気になったのか。因果関係はわからないけれど、彼女が元気になったのは嬉しい。
ヒルマン監督のインタビュー。
いつもの決まり文句が今日も出る。
「シンジラレナーイ」
「ホッカイドーノミナサンハ、セカイデイチバンデス」
なんという心憎いせりふを口にする人だろう。
「ホッカイドーノミナサン」は、いまごろ舞い上がっているに違いない。地域を大事にする球団は愛される。愛は伝染する。
「ホッカイドーニイタコトノアルヒト」も仲間に入れてもらおうという気になる。
4万人の観衆が、自分の家族を応援するかのような思い入れで応援していたという札幌ドーム。野球場のあの一体感、うねるようなエネルギーをそこにいたすべての人が感じたことだろう。札幌ドームは「物理的に」揺れていたのだという。
「こんなこと、北海道ではありえませんでした。もう、感動です。夢をもらいました、活力をもらいました」
マイクを向けられた人が嬉しそうに語る。
北海道でプロ野球がこんなに盛り上がるなんて、「シンジラレナーイ」。
パ・リーグ球団にこんなに注目が集まるなんて、「シンジラレナーイ」。
「誰一人必要でない人はいなかった」とヒルマン監督。
勝つチームは、きっとこうなのだろう。すべての人が持てる力を一つの目的のために惜しみなく出すチームは強い。その牽引となったのは、新庄選手。これで引退というのはもったいないけれど、花のある人は花道も自分で作ってしまうらしい。
北海道ではロケット開発、衛星開発も進んでいる。
「シンジラレナーイ」ことが、宇宙の分野でもたくさん出てくるといい。
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Comments
その日の札幌にいらしたんですね。
店員さんたちは、確かにラーメンよりもテレビを見たかったでしょうね。
沖縄に多目的競技場、いいですね。野球チームが沖縄にできてもいいかも。
Posted by: Rei | 2006.11.20 08:06 PM
優勝決定当日、出張で北海道に行ってました。
みんなTVに釘付けのおかげか、普段は大行列らしいラーメン屋にすんなり入れましたが、
お店のスタッフは仕事が手に付かない様子でした。(^^;
軍事費援助なんかやめて、沖縄にも多目的競技場とか作ったらどうでしょうね?
Posted by: みーや★ | 2006.11.20 02:12 PM
うーん、どうなんでしょうね。
予想してはいなかったように思います。
「おめでとう」よりも「ありがとう」という人が多かったのが印象的でした。
Posted by: Rei | 2006.10.27 11:34 PM
新庄は、引退宣言をしたときに、
こんなすばらしい結末を予想していたのだろうか?
Posted by: ☆アルファ☆ | 2006.10.27 06:58 PM