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清澄庭園へ

小春日和の土曜日。

清澄庭園にて、邦楽の集まりがあって、出かけた。なんと、民族楽器の部でゲスト出演させていただけるとのありがたいお誘い。大きなシタールを抱えて、地下鉄に乗る。いつもはあまり気にしていないのだが、こうしてみると、シタールは大きい。しかも繊細。ちょっとの温度や湿度の違いで音は簡単に狂ってしまう。

気持ちのいいお天気に感謝。雨が降っていたら、タクシーで行こうと思っていた。半蔵門線の新しい駅なので、エレベーターがある。よかった。文明の利器はやはりありがたい。

清澄庭園の中に大正記念館という建物があって、そこが会場。
気持ちのいい庭園をバックに、謡や横笛や鼓など、日ごろの鍛錬の発表会。日本の芸術はやはりなかなかいいもの。たっぷりと堪能させていただいた。

民族楽器は、アボリジニのデジュリデュとシタール。有機野菜のお仕事をしている方が吹くデジュリデュはなかなかの迫力。私のシタールは。。。練習意欲をかきたてていただけて、よい経験をさせていただいた、というしかない感じだったのだが、そのあとの狂言があまりにもおもしろくて大笑いして、そのようなことはすっとんでしまった。言葉もよくわかって、内容も楽しかった。こういうのはいい。

最後の特別ゲストに白拍子という舞。桜井真樹子さんが歌いながら舞う。白拍子は平安時代の舞だそうだが、この方が仏像やら書物を参考にして復元を試みておられるそうだ。つまり、この方が「家元」というわけだ。

その場で懇親会。せっかくなので参加させていただく。横笛がすばらしくお上手だった方の隣にすわる。聞けば、なんとその横笛は自作なのだという。吹いておられるその姿は、まさしく笛と一体だった。ふだんは多忙のサラリーマンをしておられるそうだが、腕前は趣味の域を超えている。

見習わねばと思う人たちがたくさんいてくださるのは嬉しいことだ。日々の激務をこなしながら、これだけの芸を身につけることは可能だということ。

いつか、そんな風に思ってもらえる人になりたいものである。

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