祝!XI-V打ち上げ一周年
キューブサットXI-Vが一歳のお誕生日を迎えた。おめでとう!!!
北海道のHITSATも一ヶ月を過ぎて、電力も安定してきた様子。ヨカッタヨカッタ。
NHKの教育テレビ「サイエンスゼロ」でもとりあげられたが、いまや、日本の大学衛星は5基も地球のまわりを飛んでいて、来年には日大と東工大の打ち上げが決まっている。
2003年に初めてキューブサットが打ちあがったときと、状況は大きく違ってきている。あちこちからサポートをいただけるようになった。アマチュア無線家の方々の強力なバックアップもあれば、企業や関係省庁のご理解とサポート、一般の方々からのご寄付や励ましの言葉など、嬉しいことがたくさんある。XIサポートなど、一年に3回もご寄付をくださった方もある。中須賀研の次の衛星PRISMに期待しよう。
2006年の今、これから先のことをしっかり考えたい。
コンピューターは大きいものという世界観は、ガレージで若者が作ったアップルのPCによって、根底から覆された。
宇宙開発の固定観念は、誰が、いつ、どんな形で、覆すのだろう。UNISECはその前身から数えると、もう5年。開発は試行錯誤しながら、加速度的に進んでいる。むろん、常に試練にさらされ、どうやってもうまくいかず、ということを多々抱えながらのことだ。
間違っていい。
失敗は成功の糧だ。
優秀であればあるほど、間違いを恐れる。間違ってはいけないという文化で育ってきているから、当然だけれど、間違いは悪くない。悪いのは、間違いを隠すこと。間違いをむやみに批判すること。隠すと、そこから学べるはずのことが学べない。批判されると思えば隠したくなるのが人情。
間違いは、そこでどう動くかを考えさせてくれる貴重な機会。「間」がちょっと違っていただけのこともよくある。
たくさん間違って、たくさん成功に結びつく学びをして、そして、自分たちが誇りに思えるような花を咲かせることができたらいい。
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