カムイスペースワークス誕生!
UNISECワークショップで、永田先生から耳寄り話を聞いていた。
カムイはいよいよ会社としてスタートするのだそうだ。
明日、赤平で記者会見を行うとの連絡をいただいた。
二度の打ち上げ延期を経て、永田先生たちは、一から出直した。その結果、カムイロケットのエンジン君は「教育の甲斐あって」、ずいぶんと信頼性があがったそうだ。
「思うとおりに燃えてくれる、いい子になりました」
最初のお客さんは、はこだて未来大学。学生さんたちが作ったカンサットを打ち上げるそうだ。お値段は二機あげて125万円。
カムイスペースワークスの社長は植松さん。
「大学の先生が経営するのは難しいので、経営はプロにまかせます」と永田先生。
明日はH2Aの打ち上げもある。
未来は少しずつ、でも確かに開かれていっているらしい。
楽しみだ。
以下、プレスリリースを許可を得て転載。
====
平成18年12月11日
報道関係者各位
宇宙開発ベンチャー企業「(株)カムイスペースワークス(略称:CSW)」
設立記者会見のご案内
(株)植松電機専務取締役 植松 努
北海道大学大学院工学研究科教授 永田 晴紀
このたび,北海道発宇宙産業の創造に寄与することにより宇宙開発の夢を北海道民全体で共有できる財産とし,同時に地域社会に支えられた新しい宇宙開発の姿を我が国に実現することを目的として,以下のようにベンチャー企業を設立いたします.
(1) 会社名: 株式会社カムイスペースワークス
(2) 本店所在地: 079-1101 北海道赤平市共和町230番地50
(3) 出資者: 植松 努,永田晴紀
(4) 代表取締役: 植松 努
(5) 会社設立の目的:
① 宇宙関連機器の研究開発及び製作販売
② 宇宙関連の実験装置の研究開発および製作販売
③ 宇宙関連の実験の請負
④ 教育教材の研究開発
⑤ 宇宙関連機器のリース
⑥ 宇宙関連機器の修理整備
本ベンチャー企業の初業務として,12/23(土)に北海道大樹町で予定されているCAMUI型ロケットによるはこだて未来大学のCANSAT(空き缶サイズのモデル衛星)打上げ実験業務の実施を,NPO法人 北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)から受注します.
つきましては,以下のように株式会社カムイスペースワークス(CSW)の設立記者会見を開催致しますので,是非ともご来臨いただけますようお願い申し上げます.
日 時: 平成18年12月16日(土)14:00~
場 所: 植松電機株式会社(北海道赤平市共和町230番地50)
趣旨説明: 植松 努(株式会社カムイスペースワークス代表取締役)
永田晴紀(北海道大学教授・CAMUI型ロケット開発者)
伊藤献一(北海道大学名誉教授・HASTIC副理事長)
【問合せ先】
植松電機専務取締役 植松努
(Tel: 0125-34-4133,E-mail: nyg1t10@seagreen.ocn.ne.jp)
北海道大学教授 永田晴紀
(Tel: 011-706-7193,E-mail: nagata@eng.hokudai.ac.jp)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 母の言葉(2016.01.21)
- いつか、誰かのために(2012.05.21)
「宇宙」カテゴリの記事
- KUKAIこぼれ話(2010.12.27)
- エジプトと南アフリカ(2010.03.07)
- 宇宙活動法パブコメへの回答(2010.03.22)
「カムイロケット物語」カテゴリの記事
- カムイ君のひな祭り(2008.03.03)
- カムイ君のメッセージ(2007.12.14)
- フラガール(2007.10.11)
- ロケット職人の夢(2007.09.03)
The comments to this entry are closed.
Comments