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ガンダム!

ガンダムエースという雑誌の企画で、冨野監督とお会いした。N先生とN研究室の修士1年の学生さんといっしょに冨野監督と「対談」。

あのガンダムの監督との対談だなどと、なんと恐れ多いことよと思いながら、うかがった飯田橋の立派なビルの豪華会議室。黒いレザーのゆったりとした椅子にすわる。春のような陽気で、窓をあけていただく。

胸のポケットにオレンジ色のガーベラの花を何気なくさした監督は、一言でいうと、とても軽やかな方だった。あのような作品を創る方なのだから、とても深いものをお持ちなのはもちろん伝わってくるのだが、全体的な印象としては、軽快な自転車のようなすがすがしい感じ。

とても気さくで、かつ歯に衣着せぬ監督とのお話は、たいそう楽しいものであったけれど、雑誌に載るとなると、私のほうはあまりモノがいえない。もっと言いたいことはたくさんあったのだが。。。なぜモノが言えないかというと、、、、。理由はわかっているが、その理由が正しいものなのかどうか、もう少し考えてみたい。

それはともかく、ガンダムと宇宙は切り離せない。

17歳のときに読んだヘルマン・オーベルトの「宇宙への設計」が、その後の人生に大きく影響したという監督。

そのころの「宇宙の常識」からすると、今の宇宙開発は、どうしようもなく遅れている。当時の常識からすれば、21世紀の宇宙でできるはずだったことはたくさんありそうだ。

監督の素敵なところは、その大切な秘蔵本をちゃんとカバンに忍ばせてお持ちいただいたところ。17歳の少年だった監督が、一生懸命に読んで、「月着陸船」などの概念を理解しようとがんばった形跡がそこかしこに見える。こういうのはいい。ずっと後で、人に見せたくなるような本を私は持っているだろうかと、ふと考える。

「ボクはインタビュアーじゃなくて演出家なんだから」と笑いながら、自由に対談を進めていかれる。それもとても軽やか。いちおうシナリオはあったようなのだが、シナリオからたぶんかなり逸脱。

きく8号のことや、最近の中国の衛星爆破実験のことや、キューブサットのことなど、お話は飛び跳ねながら、進んでいき、あっというまの2時間だった。

最後に全員で記念撮影をして、終了。たぶん、この写真が掲載されるのだろう。

今思えば、監督に乗せられて、いろいろとりとめのないことをしゃべってしまったような気がする。ライターの方は、これをどのようにまとめられるのだろう。

非日常の体験は、楽しい。その体験を、別の方が文字にしてくださる。

不思議なことが起こり始めているような気がする。
もちろん、いい方向に、だ。

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Comments

私は文字にするほうの仕事を長年やってきましたが、そろそろ足を洗おうとかと思っています。ライター稼業に少し疲れました。

Posted by: Hiroshi Akatsuka | 2007.02.15 at 06:58 AM

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