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ケニアその2

1月21日の朝。5時半起床。

Naivasha_pelican

食事の前に、モーニングボートツアーに出かける。ナイバシャ湖をボートでまわってくれる「マリーナ・ボートサファリ」。バードウォッチングもできるとのことで、楽しみにしていた。

しかし、私の「楽しみ」期待度でははかりきれないほどの楽しみが用意されていた。

バードウォッチングというにはあまりにすごすぎるペリカン。動物園で見るペリカンとは違う生き物のようだ。ペリカンは本当はこんなふうに飛べるのだ。ペリカンは本当は、こんなふうに生きていたんだ。もしかしたら、私たちは動物園で飼われている「ヒト」なんじゃないだろうかと、美しい景色の中でふと考える。


Naivasha_lake5

ペリカンの大群。いったい何羽いるのかわからないくらいにたくさん集まっている。よく見ると、指揮官らしきのがいたり、見張り役みたいのがいたりする(ような気がする)。
もしも本当に指揮官がいるのだとすると、いったいどうやって指揮官は決まるのだろう。などと、余計な思考が頭をよぎる。頭を空っぽにするのは難しいことらしい。自分の持っている枠組みで、目に映るものを見てしまう。旅の終わりにはそれがなくなって、あるがままに見えるようになっているといい。

Naivasha_noble

驚嘆の声があがる。
ノーブルな動物たち。もののけ姫のシーンのような神々しさが漂う。この世のものとは思えない。
いや、これが本当の「この世」であって、私が住んでいるところが「どこか違ってしまった世」なのかもしれない。

湖のまわりには、見苦しい看板もなく、お土産屋さんもなく、人家もない。ただはるか彼方に山並みが薄ぼんやりと見える。視界というのは、これくらい広いものだったのだ。

これがこのまま残ってくれればいいのに、などと勝手なことを考える。

ボートのエンジンを切ると、鳥の声と風の声だけ。なんという静けさ。
昔はみんなこんなふうだったのだろうか。

Naivasha_kaba

カバを発見。
というより、鳥が休んでいる陸地と思ったら、それはカバだった。
カバ・ファミリーがのんびりと浮いている。
カバを怒らせると怖いそうなので、遠巻きに見る。生まれて、育って、生きて、子を産んで、死んでいく。気が遠くなるようなその繰り返しを、このカバさんたちもしてきて、今、ここにこうしている。

ここに来られてよかった。
かなりの無理をしてきたけれど、本当に来られてよかった。
そんなふうに思える場所が地球にあって、本当によかった。

夢のようなボートツアーは1時間ほどで終わり、ホテルに戻る。
ゆうべは暗くてよくわからなかったが、Naivasha Sopa Lodgeのまわりは美しい庭園。ここでもう一泊できたらと思いつつ、そうできないのが日本人ツアーの特徴か。

次の目的地「マサイ・マラ」へ向かって、またバスに乗る。

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Comments

ペリカンの大群を見ていたいです。

Posted by: Hiroshi Akatsuka | 2007.02.15 at 07:03 AM

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