ベルリン
ベルリンから帰国。
例年にないという好天続きだったベルリンから戻った東京は寒く感じられた。
とても悲しいことがあると、言葉がうまく出てこなくなる。
ベルリンに発つ前に届いた悲しい知らせ。
能代宇宙コンペをボランティアで手伝ってくださっていた若い方が、4月14日に急逝された。「手伝い」というには、あまりにも大きすぎる存在だった。実質的にも、精神的にも、だ。(秋田大の秋山先生のブログをご参照ください)
村田晃太郎さん。享年27歳。
本当に、これから、というときだった。
どうして、こういうことが起こってしまうのだろうと思う。
ご家族も、ご友人も、もちろんご本人もさぞかし無念だったろう。
悲しい気持ちを抱えたまま、18日にベルリンに出発。
東西に分けられた悲しい歴史を持つ街と、そこで出会った人々に、私はなぜかとても癒された。
悲しみも痛みも、そこにそのままあっていい。忘れたり、消え去ったりするものではないだろうから。
じっとそこにいて、逃げずにしっかり見つめるところから生まれてくる何かがあって、それが、本当の傷の癒しになるのではないか。そんな気がしている。
ベルリン報告は、連休中に少しずつアップしていきたい。
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Comments
コメントありがとうございます。
本当にそうですね。命は限りがあるものですから、一日一日、大切に過ごしたいですね。
Posted by: Rei | 2007.04.29 08:18 AM
享年27歳。若すぎますね。
さぞ無念だったろうと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
Posted by: Hiroshi Akatsuka | 2007.04.28 08:29 PM