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ベルリンその1

4月19日(金)

朝9時にベルリンに到着。パリ乗り継ぎだったが、時間通り到着し、しかも荷物もちゃんと出てきた。何があるかわからないのが飛行機なので、それだけで感謝。

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空港に迎えに来てくださっていたのは、スラリとしたドイツ美人。笑顔がとってもキュート。空港にお迎えにきていただけるなんて、なんという光栄。まずはホテルへということで、ホテルへ直行。

しかし、彼女に迎えに来ていただいていてよかった。ホテルに着いたら、なんと私の名前の予約はないというのだ。ホテルのアレンジをしてくれた彼女は青くなって、あちこちに電話。どうやら、旅行社とホテルの間でミスコミュニケーションがあったらしい。結局、私は別のホテルに予約されていた。まあ、どこでも泊まれればよいとしよう。

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その日は、ベルリン工科大へ。そこで教えている友人がホテルまで迎えに来てくれて、「観光案内」。ホテルはとてもいい場所にあって、しかも地下鉄の駅前。ブランデンブルグ門に着くまでに、博物館やらオペラハウスやらフンボルト大学やらがあって、お天気もよくて、気分は最高。

今は平和な街にしか見えないのだけれど、ほんの15年前には冷たい壁があったのだ。一夜にして築かれたという壁に引き裂かれた家族がいるとか、壁を越えようとして殺された人がいるとか、壁がなくなった今は、そんな歴史があったのだということが信じられない。その当時のこのあたりの空気はどんなだったのだろう。重苦しかったのだろうか。悲しみに満ちていたのだろうか。あるいは、その日の生活に精一杯だったのだろうか。

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私の友人は、東ドイツの出身。東西の壁がなくなった日のことを、それは嬉しそうに話してくれた。それは本当に唐突に起こった(と東側の人は感じた)らしい。東西ドイツの分裂と統一。その歴史をくぐりぬけてきた人たちとベルリンの街。そこにいなかった人には決してわからない深い悲しみと、それをはるかに超える大きな喜びを経験してきたのだろう。

そんな話をしながら、ベロタクシー(Velo Taxi)に乗る。これは自転車のような形で後部座席が二人がけになっている。自転車の速度でゆっくり走る。まわりの景色を楽しみながら、運転手さんとのおしゃべりを楽しみながら、風に吹かれて優雅に後部座席に座っているのは、王侯貴族にでもなった気分。

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ベルリン工科大に到着。ここは、相当に広いキャンパス。いくつ建物があるのか、ちょっと見当がつかない。しかし、目指すはカフェテリア。航空宇宙学科のビルのすぐそばのちょっと高級だというカフェテリアにつれていっていただく。

「スープの小」と「サーモンのクリームソース」を注文。
スープの小というのは、コーヒーカップくらいだろうと思っていたら、堂々たる量。トマトシチューといってもいいぐらい実だくさんのスープ。これとパンくらいでよかったと思いながら、意外なおいしさに、サーモンとほうれん草の炒め物にポテト(いずれも大量)のかなりの部分を食べてしまった。

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この建物のエレベーターが傑作。8階のボタンだけ、8の字が横になっている。「無限大」と形が似ているから、無限大としゃれているんだとの説明に思わず拍手。なんと楽しいエレベーターだろう。そういう遊び心を大切にするなんて、なんと素敵な大学だろう。

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航空宇宙の建物は、なぜか水色。研究室でキューブサット(こちらではパイコサット=PicoSatと呼ばれている)のEMを見せていただいた。超小型のホイールを使って、姿勢制御の実証実験をするのだそうだ。

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彼は、もともとDLR(ドイツの宇宙機関)の小型衛星BIRDのプロマネをやっていたので、衛星に関してはプロ。しかし、学生とのプロジェクトが楽しくてたまらない様子。いっしょに教えているという同僚の先生も実に熱心。整然とした研究室に驚愕。来年くらいには打上げたいとのことだが、打ち上げロケット不足の悩みはどこも同じ。

昨年7月のGSNワークショップに参加した学生さんに再会。とても元気そう。日本の修士号にあたるディプロマを取得して、今は教える仕事をしているそうだ。この方は、実はドイツ人ではなくて、ウズベキスタンの出身。ウズベキスタンのメロンと桃がいかにおいしいか、収穫の季節には、あたり一面がどんなによい香りに包まれるかを教えてくださった。ウズベキスタン・・・一度行ってみたいものだ。

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ここの地上局は、彼が中心となって作り、もう完成していて、東大や東工大のキューブサットの電波もとっているとのこと。

晩御飯は、なぜかイタリアン。おしゃべりしながらの楽しい時間。しかし、さすがに眠くて、私の口数は少なくなる。

ホテルに着いて、ショックなことが二つ。
私のリフレッシュの元であるバスタブがない!こちらの方は、シャワーで十分なのだろうけれど、私はお風呂が大好きなのだ。温泉大浴場というような贅沢は言わないが、お風呂につかりたい。そして、インターネット接続が有料(1時間8ユーロ=1300円くらい)だということ。ネット接続にお金を取るなんて、なんとがめつい。しかも、毎回クレジットカードの入力が必要。かなりショックを受けたが、この日のところはもう仕方なく、シャワーを浴びて眠る。

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Comments

コメントありがとうございます。
ベルリンの続きもお楽しみに!

Posted by: Rei | 2007.05.06 at 11:13 PM

ショックなことが続きますが、さすがレイさんです。
無事乗り切ってしまいますね。

Posted by: Hiroshi Akatsuka | 2007.05.05 at 09:29 AM

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