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ベルリンその4

4月22日(日)

本日もオフであるが、ポツダム観光に連れていってくださるというので、ありがたくお言葉に甘える。

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まずは、ツェツィーリエンホーフ宮殿へ。かのポツダム会談が行われたところ。爆撃でどこも焼けてしまっていた中で、ここだけが残っていたので、この場所になったという。今はホテルになっているというのだが、かなりお高いらしい。美しい湖(川?)のほとりにあって、お散歩には最適。1945年の夏、ここに集まった人たちは、この水辺の景色を楽しむことができたのだろうか、などと考える。

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ここは前座で、ポツダム観光の目玉はサンスーシー宮殿。
サンスーシー(Sans Souci)とは、フランス語で「憂いのない」という意味だそうだ。

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「憂いのない宮殿」では、入り口でスリッパが用意されていた。やけに大きいと思ったら、靴のまま履くのであった。豪華絢爛の室内で、しばし目の保養をする。

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新緑が目にまぶしい。
庭には花が咲き乱れ、気持ちのよいことこのうえない。
素敵な季節に来ることができてよかったと思う。

それから、ポツダム近郊の小さな村へ。
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この日は、ランチはなしだったのだが、それでちょうどよかった。
川べりのレストランへ。

すばらしくおいしいプラムケーキを、心行くまで堪能。こんなにおいしいプラムケーキは初めていただいた。大きなプラムがたくさん入っているパウンドケーキという感じなのであるが、プラムはもちろん、ケーキの部分は、どうやって作るのかレシピがほしいと思うくらいのおいしさ。それに生クリームがそえてあるのだが、なんともいえない味なのであった。感激。

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この川には橋がない。
それほど大きな川ではないのだけれど、フェリーが両岸をつないでいる。
人も車もフェリーで行き来するらしい。

そのゆったりさがいい。
この国で、橋など作るのは簡単だろうけれど、あえて作らないところがいい。

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それから、アインシュタインの別荘へ。
ユダヤ迫害が始まる前の、幸せだった時期に、3年ほど夏を過ごしたところだという。

少し高台にあるので、とても景色がいい。
日当たりもよく、緑も多く、気持ちのよい場所だ。
ここで、アインシュタインは何を考えていたのだろう。
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ノーベル賞級の各界の学者と議論をしたのだという部屋の椅子に座る。政治的な話をすることがだんだん難しくなっていった時代。言論の自由がない状況は、人の気持ちを小さくしていくから、悪いスパイラルに入っていくのかもしれない。

彼の部屋、奥様の部屋、お客様の部屋。どれもあまり大きな部屋ではない。

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こじんまりとして、居心地のよさそうな家だった。

バスタブは、アインシュタインが使ったものだというので、さわってみた。(もちろん、何の変哲もない、ただのバスタブであったが)

夕暮れ時。
ゆったりと楽しんでいるうちに、時間は過ぎていった。
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帰りの高速で、「恐竜」を発見。
なぜか、とてもスリムな恐竜であった。

夜は、明日から始まる小型衛星シンポジウムのパーティ。
すっかり忘れており、少し遅刻して、(またしても、ほこりっぽいジーンズで)パーティの会場へ。
ボロは着ていても心は錦、とまたしても心の中で唱える。明日からはきちんとスーツで来よう。

そのパーティで、たいへん懐かしい顔に出会った。
九大の卒業生で、今はシュットガルト大学で勉強しているという。
国際派の彼は、中国の方と結婚して、ドイツで暮らしているのだという。

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(九大の先生経由で写真掲載のご許可をいただいたので、写真を掲載します。見覚えのある方、彼は元気でがんばっていますよ。やせたそうなので、太るものを贈ってあげましょう)

頭脳流出、という言葉がかすめる。
優秀な若い人が、海外に行って学ぶのはいい。
しかし、そのまま海外にい続けてしまうとすれば、それは頭脳流出であろう。

卒業後、彼がどうしても日本に帰りたくなるような場ができるといい。海外の優秀な人材が、ぜひ日本で仕事をしたいと思うような場があるといい。

そのためには何が必要だろう。
まずは、妄想をたくましくしてみよう。

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