7年目の8月4日
カムイロケットの打ち上げが無事終了し、本日は、大樹町の歴舟川清流まつりへ。
ペットボトルロケットコンテストの中で、カムイロケットの燃焼実験を公開ですることになっているそうなので、こちらもいっしょに取材。きびきびと動く植松電機と北大の「若い衆」が小気味よい。
そして、もちろん燃焼実験は迫力タップリ。轟音と炎の数秒のあとに沸き起こる歓声と拍手の嵐。
打ち上げの感激さめやらぬ昨夜は、焼肉屋さんにて、植松電機の若手の皆さんといろいろお話ができて、有意義だった。あまりにも不思議な縁があちこちにはりめぐらされているのがわかって、なんとも不思議。
カムイロケットの三度目の正直の打ち上げは、8月4日に行われた。これは、誰も何も意図したわけではない。
「お盆にかかると困るし、土日でないと、許可をいただかないといけない先が増えるし、協力してくださる方々も自分も時間がとりにくいしで、8月4日の土曜日にしました」と永田先生。
植松電機の社員でも、あまり知る人はいないという「開所記念日」。
もともと芦別にあった会社を、赤平に移転して、開所した日。開所式の日。
その日は、7年前、つまり2000年の8月4日だったのだという。誰も意図も意識もしなかったのに、7年後のその同じ日に、制御機能つきのカムイロケットは打ち上げに成功した。
すべてのことは、全きことのために、最善のタイミングで起こる。
私がブログに書いたこの言葉を、皆さんが大切に想ってくださっていることを知って、本当に嬉しかった。自分のささやかな気持ちが、誰かに届いていることを知るのは、幸せなことだ。
秋田大の学生さんたちが植松電機さんに泊めてもらうというので、私も便乗させてもらうことにして、彼らといっしょに赤平にやってきた。UNISEC学生理事の小林さんの初心者マーク運転は、植松電機さんの車に誘導していただいて、無事に到着。お疲れ様でした。
晩御飯は、滝川の「松尾ジンギスカン」へ。食べ放題飲み放題コースで2650円也。やはり、ここのジンギスカンは素敵だ。タレもよし、肉もよし、野菜もたっぷり、で大満足。
そして、今、植松電機さんの部屋でこれを書いている。インターネットも貸していただき、簡易ベッドも寝具も調理器具一式もあって、快適。シャワーもあびてすっきり。後は仕事を片付けて寝るだけ。
不思議な偶然がたくさん見え隠れしている。
そういう中では、「意味」を探すのは、あまり難しくない。
「意味」がはっきりと見えたとき、余計なものはそぎ落とされて、本当に大事なものだけが残っていくように思う。
カムイ君のますますの成長と今後の活躍を祈念したい。
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