« カムイ君のメッセージ | Main | 宇宙人宣言 »

日大でワークショップ

UNISECワークショップは今年は船橋の日大で開催。先週の週末は船橋にいた。

Eki
「船橋日大前」という駅の目の前に、日本大学があって、そこが今年のUNISECワークショップの会場。6回目だけれど、毎回会場が違うので、いつも新鮮。

日大にうかがうのは、初めてのこと。知らない大学に行くのはいつも楽しいのだが、ここは行って見てびっくり。
なるほど、日大の学生さんたちの大きくてユニークな発想は、こういう環境ではぐくまれていたのだなあと納得。

Load
1)滑走路が構内にある!
  えーっというような広い道路があって、これは何かと思ったら、滑走路なのだそうだ。大学の中に滑走路があるなんて、、、ここはどこ?日本だったっけ?という気分になる。ヘリポートらしきものも見える。

2)女子高生が構内を歩いている!(付属の高校が敷地内にあるので当然なのだが。。)
  理系学部ばかりというのを聞いていたので、制服姿のかわいらしい方々が普通に歩いているのを見ると、やや違和感。先入観は持ってはいけないのかも。

3)建物が旧東ドイツ系に見える
  整然と並ぶ大学の建物は、なにやら旧東ドイツの住居用アパートのように見える。無駄なくシンプルに作られているのだろうけれど、同じつくりのものが同じ向きに並んでいるのを見るのは少し不思議。


二日とも快晴。
UNISECのイベントは、大雨だったり地震だったりすることが多いのだが、今回はなぜか天候には恵まれた。

ワークショップは午後からだが、その前に「教員ミーティング」。めったに顔をあわせることのない先生たちが一堂に会する貴重な機会だ。話すことが多すぎて、翌日の「学生討論」の時間に再度集まることになり、散会。ワークショップ会場へと向かう。「階段教室」という名前の建物が会場。

Kanban
日大の学生さんたちは、この日はスタッフとして大活躍。表示用の立て看板を立てたり、「人間案内板」になったり、受付から会場の準備、お弁当の手配、懇親会の準備にいたるまで、走り回ってくれた。そういう人たちがいて、こういう場が持てるのだということを知ることは大切だ。一度でも、「そういう人たち」になってみると、その苦労と「ちょっとした喜び」がわかる。

ちょっとした喜びをきちんと味わうのは大切なこと。どんなときも、苦労だけしかないということはない。苦しいときに小さなことでも喜べるような体質を作っておくのがいい。気分の切り替えがしやすくなるし、ビクテム(犠牲者)症候群にはまらなくていい。

さて、そのワークショップ。
出足が鈍いと思ったけれど、200名近くの人が参加してくださった。

「宇宙基本法」の講演を、筑波大の鈴木一人先生にお願いしていた。IACで同じホテルに泊まっていたのがご縁。このご講演は、なかなか刺激的で、「宇宙基本法」という言葉の裏にある背景や動きがわかってよかったという声を後でたくさんいただいた。周波数についてのご講演をいただいた総務省の方からは、後ほど、「ただならぬ熱気に驚きました。少ししか参加できなかったのが悔やまれます」というコメントをいただいた。

Yamamiyazaki
今回の仕切りの中心になってくださったのは、日大修士一年の山崎さん。よく気がついて、フットワークが軽い。こういう人がいると、プロジェクトはうまくいくことが多い。(写真は、宮崎先生とのツーショット)そして、すばらしいチームワーク。

「ああすればよかった、こうすればよかったと思うことがたくさんあります」と言いながらも、無事に二日間を終了させたのは見事。

宇宙プロジェクトでは、「ああすればよかった」と思うことがあったら、たいていは手遅れ。行ってしまったら、もう手を出せないのが宇宙のものづくり。行く前に、すべてを見越して、すべてを仕込む必要がある。だから、経験がものをいう。どこに気をつけなければいけないのか、どこは適当にしても大丈夫なのか、ということは、マニュアルに書ききれない世界だからである。

学生のうちから、たくさん経験を積んでいる方々が中核になっていけば、かなりすごいことができるかもしれない。

二日目の最後に、全員投票で最優秀団体を決める。
今年は東工大の松永研が選ばれた。3年連続優勝の東大中須賀研は準優勝。

卒業生が選ぶUNISASアワードでも、東工大が選ばれた。来年は打ち上げもあるし、ますますの頑張りが期待できそうだ。

Uketsuke

最初から最後まで、受付でがんばってくれた方々にも感謝。
受付は、寒いし、発表も聞けないし、お金のやりとりがあって、けっこう大変なポジション。
けれど、誰かがやらないといけない。リアルなプロジェクトには、そういうポジションがたくさんある。

リアルなことに取り組んでいると、リアルな問題が出てくる。「後の調査を待ちたい」というような逃げが許されない世界。常に現実に直面せざるをえない世界。何かをすれば、直接の影響が目に見える世界。そんな世界がここにはあるのかもしれない。そして、そういう世界にひきつけられる若い人たちがこんなにたくさんいる。そのことに、どれほど大きな価値があるのか、後になったらわかる、と思う。

|

« カムイ君のメッセージ | Main | 宇宙人宣言 »

「キューブサット物語」カテゴリの記事

「宇宙」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

赤塚様

コメントありがとうございます。
リアルの世界は大変なので、それゆえにリアルな喜びも大きいと思います。
大の男が涙するほどの喜びを味わえるというのは、リアルな世界ならでは、ですよね。

Posted by: Rei Kawashima | 2007.12.16 at 10:48 PM

何事もリアルの世界は大変ですね。

Posted by: Hiroshi Akatsuka | 2007.12.16 at 07:17 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« カムイ君のメッセージ | Main | 宇宙人宣言 »