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ハッピーエンド

「末期がん」で治療法はないと宣告されている父といる時間は、たぶんあまりそう長くない。もしも今回、奇跡が起こって退院できるようなことがあったとしても、別れは必ずやってくる。

ほんの一口だけフルーツゼリーを「おいしい」と言って食べてくれるけれど、首から点滴をして栄養を注入して、文字通り「生かされている」状況。病院では、「苦痛を緩和する」対症療法をしてくださる。

寝ていても、苦しいらしく、点滴をやめて「自然死」したいという言葉が出てくる。
3週間も病室の天井だけを見ている生活をしていれば、気も弱くなるだろう。

それに対して、何を答えればよいのか。

「患者の家族」は悩む。
まだ、それほど厳しい選択をつきつけられてはいないけれど、そのうちに「延命しますか、どうしますか」とか「モルヒネを使いますか、どうしますか」という決断を迫られるだろう。

こうやって悩んでいる「患者の家族」はたぶん、全国にたくさんいらっしゃるのだろう。

ISTSという会議が来週浜松であるのだが、こういう状況なので参加は見合わせることにした。
お手伝いする予定だったができなくなったので、おわびのメールをいれたら、「実は自分も似たような状況で。。。」とのお返事。その方も参加できない可能性があるとのこと。

急に親近感が湧いてくる。

「患者の家族」の皆さん、心中お察しいたします。。。。
いたわりあって生きてまいりましょうね。。。


「ハッピーエンド」という言葉がある。

「王子様とお姫様はめでたく結婚しました。ハッピーエンド」というのがよくあるパターン。
結婚はエンドではなくてスタートであるのは、誰もが知っていることではあるが、物語としてはそこでエンドとなる。

幸せな人生のエンドというのは、どういうものなのだろう。
チベット仏教の高僧の方がお亡くなりになるときは、瞑想したまま静かに息をひきとるのだそうだ。
そして、あちこちに虹がかかるのだと聞いたことがある。

一日一日を大切に、とはいうものの、病院でベッドから起き上がれることもままならない父にそんなことを言ってもあまり説得力がない。

こういう悩みは初体験なので、どうしていいかわからないというのが正直なところ。

患者の家族は、一日でも長く生きていてほしいと思うわけだが、患者自身はどう感じているのだろう。
苦しいといわれると、こちらも苦しくなる。
口がかわくと言われれば、こちらも口がかわいてくる。

「ハッピーエンド」と思える人生を送ろうと強く思う。
そうして、父の人生はどうだったのだろうと思う。

終わりよければ、すべて良し、とも言う。
そうなるチャンスを今、彼は持っている。
そのチャンスを生かせるように、できるだけのサポートをしよう。

日大と東工大の衛星くんは、ちょうど「生誕1ヶ月」。
違法電波が多くて、なかなか通信にてこずっている様子だけれど、元気そうで何より。
元気なうちに、できるだけのこと、やりたいことはやってみたらいい。

ハッピーエンドは、ハッピースタート。
終わりがあるから、始まりがある。
それはきっと、スパイラル状になって、未来に続いていく。

よき未来があちこちでポコンポコンと生まれていきますように。


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北京ダックランチ

北京に出張していた学生さんから、おみやげに北京ダックをいただいた。

これはというので、さっそく北京ダックパーティを企画。
夜は父が入院している病院にいくので、ランチの時間帯に設定。

北京ダックの袋をあけてみたら、味噌と北京ダック様が真空パックになっている。
春餅(北京ダックを巻いて食べる春巻きの皮のようなもの)をどうしようかと考え、ネットで作り方を調べる。
なんちゃって北京ダック」という、チキンで北京ダック風のものを作るというレシピがあり、そこに春餅の作り方が書いてある。

小麦粉とごま油とお湯だけでできると書いてあるので、作ってみることにした。
12時過ぎにごそごそと小麦粉をこねているのは、なにやら不気味であるが、けっこう楽しい。
レシピに書いてあるとおりにしたら、そのとおりにできた。嬉しい!こういうシンプルな喜びは大切。

そして、本番のランチ。
本場の北京ダックは、皮がパリパリでそれがおいしいのだが、電子レンジを使ったせいか、全体的にパリパリ感はないものの、それなりのものができた。ねぎの白い部分ときゅうりの千切りを添えて、味噌をたっぷり載せていただく。

春餅がやや不足したので、餃子の皮を焼いてみたが、やはり、「手作り春餅」のほうがおいしいとのこと。いやーよかった。

そして、なんとなんと、あの夕張メロン様がいらしてくださったので、ありがたく賞味させていただく。
本場の烏龍茶に山形のおいしいお菓子もいらしてくださり、おかげさまでたいそう贅沢なランチとなった。

「ほっこりする」時間。

「入院患者の家族」は、病気にのみこまれないように、病気のネガティブパワーをはねかえせるように、つとめて楽しい時間を持ち、きれいな花でも飾って、気持ちよく暮らすのがよい。

病人に前向きになれといってもなかなか難しい。とすれば、こちらが前向きになって、ポジティブなエネルギーを少しでもあげられるといい。そのためには、自分が幸せな気分でいることがとても大切になってくる。

たぶん、これは、どんなことにも応用できる。
しんどいことがあるのなら、何かしら楽しいこと、ほっとすることを見つけるといいかもしれない。

父が入院してから、切花をずっと買っている。
枯れかけたら、次の花を買って飾る。
それだけで、どんなにか心が休まることか。

そして、おいしくて楽しい食事をする。
普通でもそれは楽しいことだけれど、心がしんどいときには、それが本当に嬉しい。

すべては最善のタイミングで、全きことのために起こる。

そう信じていよう。

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川の流れ

意外な方から、ブログを読んでいる(ので、もっと更新を)というお便りをいただいた。
とても嬉しくありがたく、もっと更新をと思いつつ、日々が飛んでいってしまう。。。スミマセン。。。

長岡式酵素玄米を導入してから、それを自分が食べるために、ランチを自宅に帰って食べるようになった。そのため、仕事の関係者やお客様をお招きして、いっしょにランチを食べることが多くなった。

おかずとご飯の割合は、1対9(おかずが1でごはんは9)といわれているので、お味噌汁とおつけもの、それに冷奴やサラダくらいのものですんでしまう。このご飯はパンチがあるせいか、それほど食べなくても満足感があるようで不思議。

おかずは少しでよいので、張り切っておかずを作ることもないのだが、そのかわり、お味噌汁のだしはきちんととるようになった。おつけものも、お米といっしょに購入した「麹」につけて作る。大根やきゅうりが魔法のようにとてもおいしくできる。

そんな質素な食事でも、みなさん喜んで食べてくださる。
食後にはフルーツとそば茶で、フルコースの気分。

海外のお客さまがいらしたときは、もう少し気張ったほうがよいかと思い、カレー2種を作ってみた。
タイのレッドカレー(茄子、筍、しめじをいれてみた)は、このご飯にぴったり。ココナッツミルクの濃厚な味もなかなかいける。市販のルーを使ったポークカレーは、いまひとつあわなかったので、こちらは白いご飯を炊いた。

玄米+タイカレーはなかなか好評。ポークカレーも悪くはなかったのだが、比較するとパンチに欠けた模様。
またいろいろ試してみよう。こういうチャレンジは大好き。

白いご飯は大好きだったのだが、何か物足りない気がするようになった。
自分の中で何かがかわっているのだろうか。

新しいもの(知識でも人でも風景でも)にふれると、自分が変わる。
自分の中の何かが確かに変わる。
それを知らなかったときと同じ状態には戻れない。

それなのに、同じところにとどまろうとする努力を、私たちは必死になってすることが多い。

川の流れのように、いつも物事は流れている。
人間関係でも、ビジネスでも、心模様でも、健康状態でも、いつもいつも変化している。

同じところにとどまるのは、川の流れの中で、自分だけはそこに立ち続けようとするようなもので、相当なエネルギーが必要だ。

ダムの役割を果たそうとする人は、きっとそのエネルギーを使うに値することをしているに違いない。ダムを作ることで、犠牲になる人たちもたくさんいるけれど、役に立っていることもあるだろうから。

けれど、ダムの役目でもない場合に、そこに立ち続けているのは、自分もまわりもつらいのではないだろうか。

流れに沿って泳ぐのは死んだ魚だけ。
流れがあることを意識しつつ、それをさかのぼってもいいし、横切ってもいい。
流れに逆らってはいけないということはない。
けれど、同じところにじっといつまでもいられると思うのは、きっと違っている。

変化を恐れず、流れに乗って、大きく前へ進みたい。
そうしているうちに、きっといつか、大海原に出る日が来るに違いない。

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父が入院してから2週間と少し。
物理的には、100%、看護師さんが面倒をみてくださるのだが、毎日なんとか時間を作って、病院に行く。なるべく長くいっしょに過ごすようにしている。

駿河台にあるN大学病院の看護師さんは、みんなきれいで親切でやさしくて、文字通り「白衣の天使」。最近の天使は、スカートではなくてズボンをはいていて、とても活動的。

父はちょっと起き上がれない状況なので、ベッドですべてをすませる。点滴の器具をぶらさげて歩いている他の患者さんたちの、なんと「健康そうに」見えることだろう。

すべては全きことのために、最善のタイミングで起こる。

きっとそうなのだろう。

父は今年に入ってから食欲がなくなり、日に日にやせていった。
「水餃子」なら食べられるというので、行くたびに作ったけれど、それも食べられなくなった。

スーザン・オズボーンさんのワークショップのとき、おいしそうな玄米のオニギリを作ってこられた方に「長岡式酵素玄米」の話をうかがった。前に、奈良さんのコンサートでいただいた信じられないくらいおいしいカレーのごはんが確かこれだった。

講習会に出なければ売ってもらえないというので、すぐに電話して、川越の本部(とても素敵なところだった。。)にうかがって、炊き方を教えていただいた。すぐに入会して購入。

長岡式酵素玄米一式は、父が倒れてから届き、もう4回も炊いた。あまりにおいしいので、いろいろな方に召し上がっていただいている。

父の3人の妹たちが関西からお見舞いにきてくださったときにも、オニギリを作っていって、病室で試食していただいた。とても喜んでくださった。ほんの少しだけれど、父もがんばって食べてくれた。

講習会のときに聞いた「栄養をとるんじゃない、カロリーをとるんじゃない、命を食べるんです」という言葉が頭に残っている。

命には限りがある。

それは、人でも星でも同じ。
いつか消えて、大いなるところに戻っていく。

毎日、たくさんのことを学ばせていただいている。
この人生のレッスンは、あまりハッピーとはいえないけれど、それでも手を握ったら握り返してくれた、というような小さな喜びにあふれている。

死に向かって生きるのは、生きとし生けるものの定め。
だからどうでもよいということでなく、だからこそ、大切にしたい。

限りある生だからこそ、今を大切にしたい。


衛星くんたちの命も限りある。
東工大Cute1.7はObject-C、日大SEEDSはObject-Jということがどうやら確定したらしい。

これから定常運用を続けて、ミッションをひとつひとつこなしていく。

限りある命を、うんと輝かせて、たくさん素敵な「とき」を創れるといい。

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プライシー

PRICI 
プライシーと読む。

先日、お目にかかった方の造語。
相当に豪華なご自宅におうかがいして、お話をうかがう。
この方は、とてもユニークで、たいへん愉快で前向きで建設的なミーティングだった。 

PRICIは何の略かというと

"Perfectly Right, Completely Irrelevant" 

なのだそうだ。

部分的には最適な解であっても、全体的にみると最適ではないことがよくある。
そして、どこまでを「全体」とみるかによって、解は変わってくる。

人は、たいていの場合、「正しい」と思うことをする。
「正しくない」と感じる場合には、「正しい」と思えるように、いろいろと理由づけをする。

飲みすぎの人が、「酒造会社に貢献している、経済の活性化に貢献している」と言い張るようなもので、理由というのはいくらでもどこからでもひっぱってくることはできる。

自分が「正しい」と思っているのは、どこの「全体」にとってなのか。
「全体の利益」というとき、その「全体」は、「会社全体」だったり「国全体」だったり、「一部署全体」だったりする。

また、その「正しいこと」は、自分の良心にひとすじの恥じるところもないかどうか。

見極めるのは難しいようにみえて、意外に簡単だ。

「世界中に向かって、それを言えるかどうか」

まわりを変えるのは難しくても、自分は変えられる。
自分を変えるのは一瞬でできる。

元に戻ってしまったとしても、気づけばまた一瞬で変えられる。
古い考えるパターンや習慣は変えにくいけれど、気づいていれば、変えられる。
意識が変われば、行動も変わる。
ノーという勇気も出てくるし、自分に必要でないものは自然に遠ざかっていく。

「世界中に向かって言えるようなこと」をしていきたいものだ。

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星空トークショー(山梨)

「キューブサット」をプラネタリウム番組にしたものが、ただいま山梨県立科学館のプラネタリウムで放映中。
なかなかの人気だそうで、ヨカッタヨカッタ。

そして、その上に、星空トークショーというのまで行われるのだそうだ。
トークするのは、「キューブサット物語」の登場人物の一人、永島隆さん。

プラネタリウムも上映されるとのことだし、土曜の夜なので、お時間のある方はぜひご参加ください。

星空トークショー「超小型衛星が拓く"みんなの宇宙"」

日時:2008年6月21日(土) 18:30~20:30(受付18:00~)
場所:山梨県立科学館 スペースシアター
対象:小学生以上
費用:一般・大学生500円 高校生300円 小中学生200円
申込:電子メールまたは往復ハガキに、代表者の方のお名前、ご住所、お電話番号、参加人数を明記の上、下記あて先にお申し込みください。5月21日(水)より受付を開始します。定員に達しましたら受付を終了いたします。

〒400-0023 山梨県甲府市愛宕町358-1
山梨県立科学館「星空トークショー」係
E-Mail:starmail@kagakukan.pref.yamanashi.jp
(@を半角に変えてください)

※詳細はHPをご覧ください。
http://www.kagakukan.pref.yamanashi.jp/cms/event.php?id=250


本日の衛星くんたちはますます好調のようでよかった。
ただし、受け手の側がちょっとうまくいかないようで、アマチュア無線家の皆様のご協力に支えていただいている様子。本当に、皆さんありがとうございます。。。。

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コミュニケーション

本日の衛星くんたちの様子。

日大SEEDSは、やっと、見つけてもらえた様子。
アマチュア無線家の方から、「オブジェクトJがSEEDSではないか」と連絡を受け、Jを追いかけるようにしたら、かなり通信がうまくいくようになったとのこと。これまで、いろいろ試した中では、一番反応がよいらしい。

「ウチの子はどれ?」なのかを突き止めていく作業がまた楽しいのだそうだ。

東工大では、またまた地上局のアンテナ改修をしたもよう。
大学の屋上のアンテナに登って作業している図はなかなか。今回は、夕方バージョン。(前回の写真は暗闇バージョンだった)

コミュニケーションが重要なのは、衛星も人間も同じ。衛星と地上との通信がうまくいかないと、他のすべてがうまくいっても、意味がなくなってしまう。

地上のアンテナが衛星のほうをちゃんと向いていないと、いくら衛星が話しかけても聞き取れない。会話が成立しないと、お仕事をするどころではない。

ノイズが大きいと、聞き取るだけで時間とエネルギーを使ってしまう。聞き取れないこともある。都会は違法無線が多く、宇宙からの衛星の声ではなく、地上の話し声が聞こえてきてしまったりする。

スイスイとコミュニケーションがとれるようになるといい。
地上の違法無線によるノイズがちょっと遠慮してくれるといい。

明日も元気にコミュニケーションがとれますように。


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ミャンマー支援

ミャンマーで、大変な自然災害があったとのこと。
150万人が被災したという報道。

命を失った方がこんなに一度にたくさんだと、「ご冥福を祈る」というのもどこか空ろに聞こえてしまう。
亡くなられた方はもちろん、生き残った方も、どんなにか恐ろしかっただろう。

そうして、どんなにか心細くてひもじい気持ちでおられることだろう。

衛星は、サイクロンを観測することはできても、それを止めることはできないのだろうか。
避難を勧告することもできないのだろうか。

何かしたいけれど、何もできないので、せめて少しの寄付でもと思っていた。
大きなところだと、本当に現地で役にたっているところにちゃんといくかどうかよくわからないので、どこか信頼のおける団体に直接寄付したいと思っていたら、ちょうどよいタイミングで、信頼できる知人からメールをいただいた。

さっそく、CARE International Japan の口座にほんの少しだけれど、振り込ませていただいた。郵便局から振り込むと、手数料が免除になる。

もしご興味のある方がいらっしゃれば、続きをごらんください。協力の方法がいくつかあります。
(もちろん、ほかのさまざまな団体もあると思うので、ここにこだわる必要はありません)

Continue reading "ミャンマー支援"

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連休終了

なんだか、バタバタとしているうちに、連休終了。
病院と事務所と自宅と実家を行き来しているうちに終わってしまった感じ。

衛星くんたちは、ちゃくちゃくと成長を遂げている様子。

東工大のCute1.7は、もうミッション部分のAPDモジュールの電源をいれたらしい。そして、すでにデータがとれはじめているとか・・・・
もうじき「定常運用」に移行するのだそうだ。写真も「ジグソーパズル」のように現れつつある。いったい何が見えているのだろう。ジグソーパズルの完成が楽しみ。

日大のSEEDSは、うまく受信できたりできなかったり、の様子。
日大地上局大改修も行われるのかもしれない。

それにしても、今、宇宙で飛んでいるSEEDSくんは、もともと予備機だった。2年前のロケット失敗のときに、製作したOBの方が「これもいらなくなったね」といって、手で気軽にいじっていたものだという。それが、いまや「押しも押されもせぬホンモノの衛星」さまになって、宇宙を飛んでいる。

開発者の皆さんは、どんな気分なのだろう。

「自分たちの衛星が、そこ(軌道上)にいるっていうだけで、なんか、嬉しいんだよね」というようなことを以前に聞いたことがある。

こういう不思議な感覚を皆さんは味わっておられるのだろうか。
あるいは、そんな気分を味わう暇もなく、運用計画を練り、ノイズに頭を悩ませ、その一方で大学の勉強をこなし、論文も書き、次の衛星を考えたりしておられるのだろうか。

連休が終了して、これからが「子育て(?)」の本番。
衛星のお父さん、お母さんたちの奮闘にエールを送りたい。


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祝!カメラ撮影成功

東工大のブログによると、Cute1.7が、初めてカメラ撮影に成功した模様。サムネイルの小さな画像が、ちゃんと地上に届けられた様子。ヨカッタヨカッタ。明日は、初期運用の山場に入るらしい。

「理学観測機器であるAPDの観測用高電圧印加、工学系の姿勢制御アクチュエータである磁気トルカの電源投入」と書いてある。なにやらたくさんお仕事がある様子。明日で生まれて1週間目。元気で何よりだ。

日大SEEDSブログによると、SEEDSはたくさんお仕事をして、電圧もいい具合に落ち着いている模様。デジトーカーで宇宙からおりてきた声を聞いてみたいけれど、ネットで公開すると、宇宙からしか聞けないという楽しさを奪ってしまうのだろうなあ。

日大研究室ブログによると、アマチュア無線家の方々の腕はさすがらしい。この道ウン十年の方々だし、好きでやっていることなので、技術力がどんどん高まるのは自然なこと。

こういう「好きな人が好きなことをどんどんやれて、もっとやりたくなる」環境というか、仕組みがあるといいと思う。そうすると、仕事の効率もあがり、不満も減り、みんなハッピーになれそう。

私は、何が好きで、何をやっていたら楽しいのだろう。
まずは、自問してみよう。

自分の人生のシナリオライターは、誰でもない自分だ。
あまりハッピーでないときは、たいてい、自分のシナリオが描けていなくて、他人の人生のシナリオの中であまり嬉しくない役を知らないうちに与えられている。そういうときは、自分で自分のシナリオを描き直してみよう。

生を終えるときに、「ああ、本当にいい人生だった。みんな、ありがとう!」と言える人生を私は送りたいし、他の方々にも送ってほしい。

呪と祝は、大きく違っているように見えて、実は紙一重。
どんなことでも、ケチをつけたり貶めたりすることは可能だし、どんなことでも「一生懸命やった、価値があった」などと言い張ることも可能だ。

「祝」の面に目を向けて、でも、すり替えやごまかしで事実から目をそむけることなく、ひとつひとつをしっかり受けとめて学んで、そうして、みんなで成長していけるといい。

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つつじ祭り

Tsutsuji
午前中、けっこうな雨だったが、午後にはあがってきて、夕方には晴れていた。
ゴールデンウィークなのだが、入院患者の家族としては、病院に行かねばならず、仕事もせねばならず、なかなかお休みの気分にならない。父はちゃんと息をしてくれているだけでも嬉しいのだが、今日はおかゆを少し食べたとのことで、よかった。

病院から帰るとなぜか、何もしていないのにけっこう疲れているのに気づく。
こういうときは、気分転換に限る。ちょうど晴れてきたので、根津神社のつつじを見に行く。
うーん、やっぱり素敵。とてもきれいで、目の保養ができた。

昨日は、自分を元気づけるために、バラの花を買って帰った。
Rose
一輪挿しにさすだけで、なんとなく気分がよくなるのはなぜだろう。
幸せな気分で花を眺める。
状況がどうであっても、心は自由であっていい。

ゴールデンウィークと関わりなく仕事をしている人たちは、たくさんいらっしゃるだろう。休日というのは、実は電話もなく、メールも少ないので仕事ははかどるのだ。

日大と東工大の衛星運用メンバーの皆さんは、たぶん連休とは無関係。連休の意味があるとすれば、「授業がなくて運用に専念できて助かる」という感じなのではなかろうか。

東工大ブログによると、今日も地上局の大改修を行ったとのこと。各種センサー(たくさん積んでいらっしゃる)もきちんと動作しているみたいで、ヨカッタヨカッタ。

日大ブログによると、6回のパスをすべてしっかり使って、いろいろ試しておられる様子。アップリンクが通ったり通らなかったり、電波の状況もあって、なかなか一筋縄ではいかないらしい。

「ハンディー八木アンテナ」での受信も試されたようだ。ハンディーといっても、ちょっと外でやるには目立ちそう。
もっとおしゃれで目立たないアンテナがあるといいのに。。。(どなたか作ってくださいませ)

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1苦あれば3楽あり

救急車で父が運ばれたとの連絡にびっくり仰天して、病院へ。
C型肝炎→肝臓がん→肝硬変というお決まりのコースにのっているので、何かあってもしかたないとは思っているのだが、突然、救急車との話にやや混乱。

C型肝炎に感染してから、50年も生きているので、父は同じ病気の方には「大丈夫」メッセージを送っているといってもよいと思う。大丈夫、感染しても、ちゃんとこんなに長生きできるケースもある。

しかし、救急車に乗るようなことは起こりえないはずなので、どうしたのかと思ったら、「免疫療法」というのを受けにいっていて、その病院にいくときの電車の乗り換え駅でふらついて歩けなくなってしまったらしい。直接の原因は、たぶん糖尿病のためにうっているインシュリンがききすぎて、低血糖になったためらしいが、たぶん全体的にバランスがくずれているのだろう。
でも、おかげで入院できてよかったのかもしれない。
すべては、最善のタイミングで起こるものだ。
最近、食欲が著しく落ちているので、点滴で栄養補給をしていただけるのはありがたい。

というわけで、本日の新人衛星くんたちの様子をチェックするのが遅くなってしまった。

東工大のほうは、アマチュア無線家の皆さんのご協力をいただきながら、運用をがんばっているみたい。東京は何かと違法無線などがあって、ちゃんと受信できないことが多い。アマチュア無線家の皆さんが送ってくださるデータはとても役に立っている様子。
キュート1.7はどうやら元気らしい。PDAも起動したとのこと。最近の子(衛星)は、成長が早い。。。

地上局補修の写真がのっているのだけれど、闇夜にライトアップされた(?)アンテナによじのぼっている姿がなんともいい感じ。

日大のほうは、電圧もいい具合になったみたいで、なんと、すでにデジトーカをはじめたらしい。今日は、4パス目と5パス目の二回、行ったそうだ。宇宙からの声は格別だったらしい。
デジトーカというのは、音声再生装置だそうで、アマチュア無線家でもそうでない人でも楽しめるもの、らしい。(ここの説明がわかりやすい)

。。。え、じゃあ私も楽しめるのだろうか?どうやって?やっぱりアンテナはいるような気はするが、、、

いろいろあるけれど、まあ、前向きに。
本日残念だったのは、新宿の「カムイロケット祭り」に参加できなかったこと。永田節が炸裂していただろうに、まったく残念だった。。。

しかし、ひとつつらいことがあると、3倍の嬉しいことがあるので、楽しみに待っていよう。

「1苦あれば、3楽あり」
(レイランドでは、そのように決まっております。。。)


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砂漠でカンサット発見!

アメリカのブラックロック砂漠というところで、カンサットが発見されたとの報。
毎年、アマチュアロケット愛好家の皆さんにお願いしてカンサット実験をさせていただいているのだが、ときどき、飛びすぎたりして、カンサットを回収できないチームが出てくる。

そういうとき、チームの皆さんは泣く泣く、かわいいカンサットを置き去りにして帰国する。
ときどき、それを発見してくれて、連絡をくださる場合がある。

今回も連絡をいただいた。
「黄緑色のパラシュート」のカンサットは、東工大のものだった。
今年のアメリカでの打ち上げのときに、もらってくるとのこと。無事に持ち主がわかってよかった。

究極の「カムバック」に成功したカンサットは、迎えにきてもらうのを楽しみに待っているに違いない。

今日の衛星ベビーちゃんたちの様子。

東工大のブログによると、なんと、ミッション部分の動作確認が今日のパスでできたのだそうだ。すごい。

まだ4日目。
生まれたばかりの赤ちゃんに、「ハイハイして、さあ立って、ほら歩いて!」というふうにも見えないわけではないのだが、これは、「学生衛星の第一世代」を見ていたところからくる感覚なのかもしれない。すべてがはじめてのことだったので、初期運用の間は負担がかかることは一切せず、衛星がどんな状況にあるのかを必死で探っていたような記憶がある。

「第二世代」は、たぶんそのあたりのところはもう自信があるのだろうか。ハイペースでどんどん進んでいっている様子。

日大SEEDSのほうは、こちらは太陽電池が発電しすぎて、「電力過多」になっているとのこと。この状況はとてもよくないそうだ。電池に負担がかかって壊れてしまうこともあるらしい。(ミルクの飲みすぎで肥満。。。心臓に負担がかかっているようなものだろうか?)

それで、もっと運動をさせて電力を使うために、長時間のFM運用をするとのこと。
ダイエット、ダイエット。。。

生まれて4日目の赤ちゃん衛星は、地上にいる親たちにたいへんな思いをさせながら、地球のまわりを回っている。どんな景色が見えているんだろう。

明日も元気でいてくれますように。


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