鳥人間コンテスト
「鳥人間コンテスト」が、テレビ局の予算の都合で今年は中止。
来年は実施予定らしいが、とにかく今年の中止は決定らしい。
コンテストが中止になっても、機体を作って飛ばしたい人たちはいる。そういう方々にとっては、コンテストが中止になったからという理由で、自分たちが飛ばないということにはならない。学生さんの場合は、今年でなければできない、という方々もいらっしゃる。
「なんとか飛ばせてやりたい」という親心と熱意にあふれた先生たちがたずねてこられた。テレビ番組になっていなくても、衛星やロケットを飛ばしているように見えるNPOであるUNISECから、何かヒントを得られるのではないかと思われたらしい。
「作って、飛ばして、動かす」ことをやらなければ、工学教育として完遂しないのは、この世界でも同様。作っただけでは、それがちゃんと機能するかどうかはわからない。
ほとんどの大学では、これは学生さんたちのサークルのようなところでやっていて、お金も彼らやOBが工面するケースが多いのだそうだが、嬉々としてやっているというところがいい。
今年は、もしやるとすると、場作りも自分たちでやらないといけない。
何十キロメートルも飛ばすには、それなりの場所が必要で、たとえば海だったら、その期間はそこを通る船や漁師さんに迷惑がかからないようにしないといけない。鳥人間が着水した後、船で迎えにいかないといけないので、その船やダイバーの手配も必要だ。
テレビ局という大資本がバックにあってやっているときは、そういったことはテレビ局がやってくれていた。そのバックがなくなったら、やめるしかないのか。あるいは、自分たちでできるのだろうか。
機体は着々と完成に向かっているそうだ。
学生さんたちも、やる気満々なのだそうだ。
「今」しかできないことは、確かに世の中にはある。
チャンスは、いつも、まわりにあって、それをチャンスと認識できるかどうかで、未来がかわってくる。
ピンチはチャンス。これを機会に、バラエティ番組としての「鳥人間」から、工学教育としての「鳥人間」を目指すのも悪くないのではないだろうか。
どこで飛ばせるのか、それには何が必要なのか、どんな手があるのかわからないけれど、何とか、今年も「鳥人間」たちが元気に空を舞えるように祈りたい。


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