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成功はゴミ箱の中に

気持ちが萎えて動けないときには、この本を読もう。
勇気が少しずつ戻ってくることを感じるだろう。

『成功はゴミ箱の中に』 
著者:レイ・クロック、ロバート・アンダーソン
出版社:プレジデント社
出版年:2007年(原著出版は1977年)

 レイ・クロックは私と名前が同じで、リスクをとるところも似ている。
独立すれば安定収入はなくなり、離婚すれば周りの人を傷つける。
リスクをとるのは痛いが、それを乗り越えると、痛みそれ自体が光を放ってくる。

 ユニクロとソフトバンクの創業者、柳井正氏と孫正義氏が「人生のバイブル」と
言って憚らないこの本は、単なる成功物語ではない。
アメリカ資本主義を信奉しつつ、それを超えて「国家公共機関」の如き組織に
マクドナルドを育て上げた創業者の告白本である。
 
 彼は、高校中退後、ペーパーカップ会社のトップセールスマンになるが、
マルチミキサーの将来性をみて、安定を捨て独立する。
そこで成功しつつも、「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端腐敗が始まる」と
いう信念で、次のビジネスチャンスに目を凝らす。

 そして、マクドナルド兄弟のハンバーガーショップを見出す。
店は清潔、メニューはバーガーとポテトだけ、セルフサービスで
回転率もよい。チェーン化したいと兄弟に持ちかけるが、
豊かな暮らしに満足している二人は渋る。
この温度差と契約の落とし穴によって後にレイは彼らと縁を切る決断をする。
トップは「孤独の十字架」を背負うものなのだ。

 しかし、彼はひるまない。「私は神と家族とマクドナルドを信じる」と言い切り、
フランチャイズ方式で店舗を広げていく。
その成功の裏には、深夜に競争相手のゴミ箱をあさって、
パンや肉の消費量を調べる努力があった。
30年間の下積みセールス経験も活きた。

 50代後半に、一生一度の恋をする。相手も自分も既婚だったので、
まず自分が離婚して求婚するが断られ、別の女性と再婚する。
しかし、5年後に再会して受け入れられた時の喜びといったら!
再度離婚して、再再婚した。

 「幸せを手に入れるためには、失敗やリスクを乗り越えなければならない」と
彼は言う。

わかっていても動けない時は、本書の最終章「やり遂げろ!」を読もう。
一歩前へ!

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