スッポン料理-根津くらぶ
スッポン料理というものを根津くらぶで出す日があるとのことで、
友人を誘って、行ってみました。根津くらぶは私がお料理教室に通っているところです。
いつもは料理教室の生徒としてエプロン持参ですが、今日はお客様。
同じ場所でも、立場が違うと気分も違うわけで、
今日は少しだけお客様気分でゆったり会話を楽しむモード。
まずはビールでのどを潤します。
そして、美しく盛られた5つの前菜が出てきました。
煮こごり、ぬた、スッポンの肝、小さなイカなど。
写真右上の肝は、それは上手に(当然ですが)味をつけてあって、なんとも絶妙。
この黒いお皿は、先生がご自分でこねて作られたものだそうですが、
お料理がよく映えます。
二品目は、茶わん蒸し。
この中央の黄色い粒粒は、スッポンの卵。
大きくなったらスッポンになる命を頂いてしまいました。合掌。。。
しかし、柔らかな茶わん蒸しの上に透明のあんがかかった中で
頂くその小さな命は確かにおいしいのでした。
あなたの分まで、私はがんばります、とスッポンの卵さんに誓いました。
三品目は御造り。
いずれもお刺身としてはたいへんおいしいのですが、
本日はスッポン料理の日なので、あくまでも前座です。
こういうところにあまり気をとられてはいけません。
四品目は、いよいよスッポンの真骨頂ともいうべきスッポン鍋。
一人分ずつ、小さな蓋付きの入れ物で出てきました。
個人的には、やはりグツグツいうお鍋のほうが、
おかわりもできて好きですが、
これはこれで上品でよい感じです。
焼いたお餅も、太い葱もとてもおいしくなっていました。
(やはり、上品な女性二人連れでしたから、ちょうどよろしかったかと)
そして、五品目は、春の山菜の天ぷら。
ふきのとう、たんぽぽ、たけのこ、それに名前を忘れたのですがおいしい野の草。
(名前は友人が覚えていました。「しどけ」又の名を、もみじがさ、というそうです)
子供のころには、きっと理解できなかったこのおいしさ。
きれいな油でさらっとからりとあげてあるのがわかります。
富士山柄の小さなお皿にちょこんといれてある塩をつけていただくのも
またよいお味です。
六品目は、焼き物。
スッポンの焼き物は、お好みでポン酢しょうゆにつけていただきます。
このスッポンの焼き物は、なんともいえない美味です。
根津くらぶのポン酢しょうゆは、いろいろなかんきつ類を使って作ってあって
とてもおいしいです。そして、料理教室では手が震えながら切る「超小口切り」にした
あさつき(だと思うのですが)がふってあり、それもまた風味を増してくれます。
スッポンの添え物にしてはおいしすぎる筍の焼き物。こちらはお味が
ついているので、そのままいただきます。
それから、スッポンの雑炊におつけもの。
雑炊は大変においしく、スッポンは影も形もないのですが、
確かにその存在を感じさせるものでした。
そして、最後にデザートの白玉ぜんざい。
いつもは、ここまでくると酔っぱらって写真を撮り忘れるのですが、
友人が「写真、写真」と思いださせてくれたので、最後まで撮影できました。
こちらは、甘すぎないぜんざいに、柔らかな白玉がはいった、後味のよいスイーツです。
お付き合いいただいた友人のM子さん、ありがとうございました。
根津くらぶのやまだえつこ先生、スタッフののりさん、板前の方、おいしい料理をどうもありがとうございました!
M子さんが飲んでいるのはワインに見えますが、ワインではありません。。。。合掌。。。。
先生といっしょに写真をとりました。
カメのごとくにスローな料理の上達ぶりの私にいつも辛抱強くご指導いただき、ありがとうございます。
命をかけて、そのおいしさを教えてくれたスッポンさんに感謝いたします。合掌。
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