KUKAIこぼれ話
12月11日、12日の二日間、UNISECのワークショップで香川大へ。
よいエネルギーをたくさんもらって帰ってきた。
香川大の衛星KUKAIに関わったという苧側正明(おがわ・まさあき)さんから、
KUKAIこぼれ話をうかがったので書いておきたい。
12月11日、12日の二日間、UNISECのワークショップで香川大へ。
よいエネルギーをたくさんもらって帰ってきた。
香川大の衛星KUKAIに関わったという苧側正明(おがわ・まさあき)さんから、
KUKAIこぼれ話をうかがったので書いておきたい。
税理士法人の方から聞いた話。
外国人に給料や報酬などの支払をすると、支払った側が20%の源泉徴収をしなければならない。日本に居住して1年以上たっていれば、普通の税率になるが、1年未満だと、金額にかかわらず、20%の税金を納めないといけない。そういうふうに決まっているそうだ。
その「決まりごと」が現実世界でどんなことを引き起こしているのかを聞いて、驚愕した。
新聞配達をしながら日本語学校に通っている留学生の月給が8万円だったとする。
日本に来て1年未満だったら、おさめる税金は月額1万6千円。
20%の決まりごとを守るとこうなる。
新聞配達店の店主が、留学生をかわいそうだと思って源泉徴収をしないとどうなるか。結局店主が税金を払わねばならない。
慣れない外国で、雨でも雪でも朝早く起きて、新聞配達をして、それから日本語学校へ行って日本語を学ぶ。帰ってきてから、今度は夕刊を配る。そうして稼いだ生活費の2割が税金としてとられる。通常であれば、ほとんど税金はかからない収入額だ。確定申告すれば戻ってくるといっても、お金が必要なのは1年先でなくて、今だろうし、確定申告をすることも留学生にとっては相当にハードルが高いだろう。
なぜ、こういうことが起こってしまうのだろうか。
「決まりごと」がそういうケースを想定して作っていないところに問題があるのかもしれないし、決まりごとに例外を認めないしゃくし定規のところがよくないのかもしれない。一つの決まりごとを、すべての人に一律に適用しようとする発想がそもそも現実にはあわないのかもしれない。
ということを考えてきて、今作られようとしている宇宙活動法も、同じようなことになるかもしれないと心配になってきたので、ここで書いておきたい。
宇宙活動法の中で、私が一番心配しているのは、既存の大企業や国による宇宙開発活動と、新規参入するベンチャー企業や大学などの宇宙開発活動を、「打ち上げ事業者」という一言でくくって、同じように規制しようとしているところである。
宇宙活動法中間報告とりまとめに対して募集したパブリックコメントへの回答が公表されているので、紹介しておく。以下からダウンロードできる。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/index.html
昨年11月に最初の回答案が宇宙活動法ワーキンググループののメンバーに回ってきたとき、たぶんほとんど全員がそうしたと思うが、私もコメントを送った。いくつかは反映していただけたようだが、まったく反映されていないものもある。もっとも反映してほしかった部分は反映されていない。特に以下の部分である。
コメントの多くは、この宇宙活動法のもとでは中小企業や大学、異業種などが宇宙開発に参加するのは、ますます難しくなるだろうという懸念を表明しています。これほどたくさんの方が同じような意見を出されるということは、大企業も中小企業も大学もすべて一律に取り扱うことが是であると方針に反対である人が多いということを示していると思います。法律を決めてしまってから、運用上でいろいろやっていきましょうといっても、今いらっしゃる理解のある方々は異動でいなくなってしまうわけですから、法律の条文だけが残ります。大企業であれば、「霞が関要員」を作って、日参することも可能でしょうが、中小企業や大学ではそのようなことは無理です。ですので、もっとわかりやすく、もっと透明性を高くして、「大企業はもちろん、中小企業や大学も宇宙開発をしている元気な日本」を法律が守っている、というくらいの法律を作っていただきたいと思います。
私はこのワーキンググループがはじまるときに、「世界中の国がこの法律を翻訳して自国の法律の参考にしたくなるような、すばらしい法律を作ってほしい」と思って参加したのであり、その気持ちは変わっていない。法律を読んだら、みんながやる気になるような法律がもしもできたら、嬉しいではないか。
国というのは、そこに住んでいる人とほぼ同義であると私は思っている。よく、「国が悪い」というような言い方をすることがある。私自身もそんなふうに言ってしまうこともあるけれど、自分はその国の一部であるという認識を忘れてはいけないと思う。何もしないでいて、政府が悪い、国が悪いといっても、何の解決にもならない。誰が悪いかを決めるのでなく、どうやればよくなるかを考えるほうが、私の好みには合う。
国の法律は、住んでいる人のルールになる。いったんルールができると、その思考方法から離れるのは難しい。すべての仕組みがその型にはめられて決められてしまうからである。だからこそ、最初のルール作りをしっかりやることが大切だと思う。
「決まりごとだから」といってすませるのでなく、その決まりごとを作るのは何のためなのかを一人ひとりがよく考えて、どうしたらよくなるのか、智恵を絞っていければ、と思う。
先月、エジプトと南アフリカへいってきた。
エジプトの話は、マイコミジャーナルに書かかせていただいたので、ここでは、こぼれ話を書いておこう。
空港からホテルまで、公共のバスで向かう。
お値段は1エジプトポンド。つまり、16円くらい。
バスをおりてからホテルまで荷物をガラガラとひっぱって持っていく。このホテルは一泊2万円以上する高級ホテル。このアンバランス感が、そのままこの国の現実なのだと思いながら、ホテルのフロントへ。
「あなたの部屋はキャンセルされている」といわれ、愕然。旅行社に事前に支払っているのに、キャンセルするはずがないだろうと思いつつ、日本の旅行社に電話する。担当者は不在で調べるとのこと。
ほぼ24時間のフライトの後、早朝についてほっとしているところにこれだ。午前中にミーティングもセットしてあるのにどうするんだろうと思いながら、フロントで大騒ぎしていたら、スイートルームに通された。結局、3日間、そこに泊まった。苦あれば楽あり、だ。
南アフリカの話もいろいろあるので、機会をみてアップしたい。
宇宙基本法ができたのを受けて、今度は「宇宙活動法」というのが制定される。
私は、UNISECの事務局長という立場で、その内容を話し合うワーキンググループに入れていただいており、関係者以外をシャットアウトした会合に参加させていただいている。ここには、ワーキンググループのメンバー(どうやって決まったのかはよく知らない)のほか、各省庁関係者がオブザーバーとして参加しておられる。
21世紀の初めに立ち上げたころには胡散臭い目で見られていた「学生の宇宙活動を支援・促進するNPO」も、いまや、霞が関で意見を聞いていただけるようになったのは、やはり喜ばしいことといってよいだろう。学生さんや先生たちの継続的な努力が、結果としてUNISECの相対的な立場を高めてきたのだと思う。
このWGで話された内容は口外しないということになっているので、何も言えないのだが、自分の意見を言うのは問題ないと思うので、少しずつまとめておきたい。
今日は「国際競争力」の話を少し。
宇宙基本法では、「民間事業者による宇宙開発を促進する」ことが重要視されており、それを受けた活動法でも、もちろん、それをふまえた議論がなされている。
民間事業者による宇宙開発を促進するには、やはり国際競争力が必要である。
国際競争力は、製品の使い勝手や性能がもちろん重要なのだが、それだけではない。
たとえば、人工衛星に不可欠な周波数の国際調整という仕事があり、これは総務省さんでやって頂いている。熱心にやってくださるので、いつも感謝しているのだけれど、たいへん残念ながら、日本政府による宇宙開発のバックアップは極めて脆弱にならざるをえない仕組みがある。役所では、「人材育成」はもっぱらジェネラリストを作ることに焦点があてられているようで、スペシャリストは育ちにくいようなのである。
「周波数の国際調整」担当者は、日本以外の国ではこの道10年、20年というプロであることが多いのに比べ、日本では、優秀で意欲のある人材がいたとしても、2、3年で異動になってしまう。人に仕事がついているのでなく、「ポジション」に仕事がついているからである。
むろん、優秀な日本の官僚の方々(これは皮肉などではなくて、本当に彼らは優秀で、しかも恐ろしくよく働く)は、そんな中でもちゃんとポジションをこなして、それなりの成果をあげられるのだが、国際会議の場、国際調整の場では、「カオ」がきくということが重要なのであり、「カオ」はポジションでも国でもなく、やはり「個人」のものなのである。
そういった国際調整の場で押したり引いたりしながら、国益を守っていけるプロの人材を、日本という国の仕組みではなかなか育てられない。そこが問題なのだと思うのだが、それは「宇宙活動法」の範疇ではおさまりきれない問題らしくて、いかんともしがたい。
人材育成は、別に教育機関だけがやればよいのでなく、役所でも企業でも、また個人としても大変重要なことである。必要な人材がわかっているのに、育てて確保する仕組みがないというのは大変残念なことである。
性悪説に基づく日本の役所の仕組みは、「癒着して悪事をはたらく」ことはできないようになっており、引継ぎもちゃんとなされるので、アベレージの仕事はちゃんとこなせるようにはなっているのだけれど、国際調整のような熟練のプロを育てるにはあまり向かないようである。
そのことが、日本の「国力」にとって、どういう意味を持っているのか。「国際競争力」にどんな影響を与えているのか。たぶん、これは氷山の一角で、さまざまな分野でそういうことは起こっているのだろうと思う。
霞ヶ関には優秀な人材が多いだけに、残念なことである。
経団連が出している「会報宇宙」に、拙文を載せていただけることになった。
新しい宇宙の法律ができて、新しい宇宙開発が始まるので、特別号なのだそうだ。
その本を入手できない方もたくさんいらっしゃると思うので、ここにアップロードしておく。
「超小型衛星」という、これまでになかった小さな衛星が、
従来とは違う「手の届く宇宙開発」を可能にしている。
すでに11基の大学衛星が軌道投入に成功した。
その原動力となっているのは、大学や高専の学生という若い力。
民間の気象会社が自前の衛星を持とうとしている。その衛星を
作っているのは、ほんの数年前まで学生だったエンジニアたちの
ベンチャー会社。学生時代に超小型衛星を作った経験を、もっと
社会のために役立てたいと考えて、ベンチャーを作った。
宇宙は「夢」ではなくて、「現実」。
そして、その現実を作っているのは、普通の若者たち。
夢をみるのでなく、現実を作る。
現実を作ることによってのみ、新しい世界は開ける。
ほしいものは、誰かがくれるのでなく、魔法のように出てくるのではない。
自分で工夫して、ほしいものを作りだし、それを分かち合う。
かつて、日本はそういう国ではなかったか。
いったい、いつから、楽をして金をもうければいいというふうになったのか。
嘘をついてもごまかしても、自分さえよければいいというふうになったのか。
自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の手で未来を創る。
宇宙に行くモノたちを作るリアルな宇宙プロジェクトは、そんな若者たちを育てている。
UNISECは、そんな若者たちを応援し、ともに学び成長するNPOである。
ウェザーニューズさんとのミーティング。
今回は、幕張の「海の見えるオフィス」へお邪魔した。広々とした空間に、大きな窓。日ごろ小さなところにいると、身のおきどころがないような気が一瞬するのだが、そこはアメーバ・カメレオン体質なので、こちらの感覚がすぐに変化して、ジャストフィット。とても心地よくすごさせていただいた。
WNI衛星の模型がドンとおいてある。何でも、アクリルの透明な台が少しお値段が張るそうだが、なかなかよいできばえ。10センチ角と20センチ角では、なんと大きさが違うことだろうと、頭ではわかっているが目で見るとさらに納得できる。
ミーティングは、順調に終わり、帰り際に「レーザーの実験室を見ませんか?」ということになり、ミーティングルームとは別のオフィス空間に移動。
おお、これは!!というような黒い小屋(?)がオフィス空間に出現している。そして、「危険」マークがちゃんとそこには貼ってある。暗幕の中で窒息しないように、空気を送り込む装置も作ってある。この小屋は、すべて手作り。
ビバホームで購入したというパイプ材で枠が組んである。暗幕は、それ用の生地を購入して、「週末の夜、ミシンを持ち込んで縫いました」とのこと。
暗幕実験室製作者にして、衛星プロジェクト担当の原山博士。ドイツで博士号を取得して、ウェザーニューズに入社された。ドイツで勉強しているとき、週末にオフィスで暗幕を縫っている自分を想像できただろうか。人生は何があるかわからないが、何があってもそれを楽しめるといい。
実験室の中も、すでに準備万端。3月中にある程度の結論を出す必要がある。
レーザーの実験は、目をやられる可能性があるので、暗幕実験室がどうしても必要なのだそうだ。暗幕の中に入るときも、特殊なサングラスをかけないといけないとのこと。
NHKの「クローズアップ現代」。
この番組が、「超小型衛星」をとりあげてくださって、昨日(1月27日)放映。
年末の大掃除+忘年会の日に「どうしてもおうかがいしたい!」とおっしゃられて、バタバタしている事務所にお越しいただいてから、ちょうど1ヶ月。H2Aロケットが23日に無事に打ちあがり、新しく生まれた衛星くんたちががんばっているところで、実にタイムリー。(タイムリーにするために、どれほどの見えない努力と犠牲が必要なのかは、経験された方ならわかるだろう)
タイムリーといえば、この日はちょうど、ウェザーニュース(WNI)さんと、「WNI衛星」の定例ミーティングの日。
WNIさんは、幕張の海が見えるオフィスが本拠地なのだが、もともとは赤羽橋に本社があり、今も本社はここにある。今日のミーティングは、このリニューアルされたばかりの美しいオフィスで行われた。
「さわる地球」がどーんと置いてある。せっかくなので、地球にさわってみる。手の圧力のかけ方で、地球がどの方向にでも回る。
その後、「新年会」をすることにしていて、番組の放映時間は、中華料理の真っ最中。
せっかくなので、「ワンセグで見ましょう」ということになったものの、「最先端技術」を誇るアクセルスペース側は、誰一人ワンセグ携帯を持っておらず、ウェザーさん側がお持ちの4台を、中華料理の回転テーブルに載せて、顔を寄せ合って見ることに、、、、。
内容は、NHKのWEBによると、以下のとおり。(http://www.nhk.or.jp/gendai/より)
1月23日、種子島から打ち上げられたH2Aロケットには、JAXAの大型の温室効果ガス観測衛星に加えて、7つもの「小型衛星」が相乗りする。それぞれ中小企業や高等専門学校、大学などが作った衛星だ。重量は数kgから100kg。通常の大型衛星に比べ大きさ10分の1以下、コストも100分の1程度だ。安価に短期間の準備で打ち上げられる小型衛星は、企業や宇宙開発新興国に新しい可能性をもたらすものとして世界で注目されている。イギリスの大学発ベンチャー企業は安価な地球観測衛星をアフリカやアジアの発展途上国から受注するなど、世界の衛星保有国地図が大きく変わろうとしている。日本でも小型衛星開発のベンチャー企業が去年夏に立ち上がり、気象情報会社と再来年の打ち上げを目指して独自の衛星開発を始めた。小型衛星の登場で変わろうとしている宇宙開発の新しい動きを伝える。 (NO.2688)
NHKの方々は、イギリスのサレー大学までいって取材をされたとのことで、「衛星があがってよかったねー」というような番組の切り口とは一味違っている。残念ながら、音が少し小さくて声がよく聞き取れない。
WNIさんとのビデオ会議も取材されたのだが、それも放映された。テレビに映っている人が同じ顔で目の前に座っているのは不思議な感じ。
「たまたま」、WNI衛星のメンバーの方々といっしょにこの番組を見ることができたなんて、偶然にしては素敵すぎる。
素敵なことが起こったら、素直に感謝しよう。
そうして、いつも「素敵なことを起こす」ことを考えたい。
本日、打ち上げの日。
大学衛星が4つも打ちあがる。
こんな日がくるなんて、信じられない。
そういう大事な日なのに、私は風邪でダウン。
熱があって、ふらふらする。今日は長い一日になりそうなので、午前中は布団にくるまってうつらうつら。
午後から事務所に行く。
ちょうど打ち上げが成功した直後。
打ち上げを見逃してしまった。
14時25分のパス。
東大ではとれなかった。
仰角が低いから、というものの、他の衛星がとれたという知らせはあちこちから来る。
東大以外の大学は、みんな受信できたそうな。。。
プロマネの小松さんの後姿が険しい。
この瞬間、どんなにか、背中に重荷がかかっていることだろう。きっと肩が凝っておられることだろう。背中をさすってあげたい気持ちをおさえながら事務所に戻る。
そして、18時過ぎ。
嬉しい知らせが入ってきた。
キルナ局でとれたというのだ。
スウェーデンでPRISMのビーコンがとれたという知らせ。
ほっとする。
こういうときにはホットチョコレート。
今晩22時と23時40分にまたパスがある。
23時40分のほうは、条件がよいパスらしいので、きっと東大局でも受信できるだろう。
今日はあちこちで祝杯があがるのだろう。
もちろん、これからが衛星にとっては本番なのであって、ビーコンがとれたくらいで喜んではいけないかもしれないけれど、まずはおめでとう!
風邪もふっとんでしまいそう。
ヨカッタヨカッタ。
PRISMのブログはこちら。
来月打ち上げ予定の東大の人工衛星「PRISM」の出発式が12月7日に行われたので、出席させていただいた。
PRISMを「体で表現する」皆さんは、開発にあたってきた学生さんと卒業生の方々。右から、程さん(通称りゃんさん)、江野口さん、千倉さん、稲守さん、田中さん、三川さん。なぜか、左にいくほど学年が下だ。
みんな、いい味を出している。Sの字がなかなかいい感じ。
このプロジェクトは実は2002年から始まっていたので、関係者は多数。出発式にも、懐かしい顔ぶれが集まった。
プロマネも何人もが交代した。
現在のプロマネは小松さん。写真撮影のために、安田講堂に移動する際、PRISMのエンジニアリングモデルを大事に抱えて運んだ。8キロもあるので、けっこう重いらしい。
UNISECの加盟大学が打ち上げた衛星は、これまでに7基。(ロケット失敗で軌道投入に失敗したのをいれると8基)どうやら、この数字はこれからどんどん更新されていく模様。
来年1月21日(予定)には、4基の打ち上げが予定されているし、2010年には6基予定されている。工学部のある大学なら衛星を持っているのが普通、というような時代がもうすぐ来るのかもしれない。
PRISMの出発式と同じ日、ほぼ同じ時間に、「理数が好きになる教育実行委員会」のイベントがすぐそばで行われた。ここにもちょっとだけ顔を出す。
こちらは、制服姿の高校生たちがたくさん。カンサットは、いまや高校生が競い合う時代となり、「缶サット甲子園」なるものまで実施されている。
彼らのカンサットは、この夏、能代で、あの「カムイロケット」で打ち上げられた。30分間隔でポンポンと打ち上げられるロケットを、高校生たちは、「当然のことのように」受け取ったかもしれない。
たくさんの小さな星たちが無事に生まれて、りっぱにお仕事ができますように。
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