暗幕の王子
ウェザーニューズさんとのミーティング。
今回は、幕張の「海の見えるオフィス」へお邪魔した。広々とした空間に、大きな窓。日ごろ小さなところにいると、身のおきどころがないような気が一瞬するのだが、そこはアメーバ・カメレオン体質なので、こちらの感覚がすぐに変化して、ジャストフィット。とても心地よくすごさせていただいた。
WNI衛星の模型がドンとおいてある。何でも、アクリルの透明な台が少しお値段が張るそうだが、なかなかよいできばえ。10センチ角と20センチ角では、なんと大きさが違うことだろうと、頭ではわかっているが目で見るとさらに納得できる。
ミーティングは、順調に終わり、帰り際に「レーザーの実験室を見ませんか?」ということになり、ミーティングルームとは別のオフィス空間に移動。
おお、これは!!というような黒い小屋(?)がオフィス空間に出現している。そして、「危険」マークがちゃんとそこには貼ってある。暗幕の中で窒息しないように、空気を送り込む装置も作ってある。この小屋は、すべて手作り。
ビバホームで購入したというパイプ材で枠が組んである。暗幕は、それ用の生地を購入して、「週末の夜、ミシンを持ち込んで縫いました」とのこと。
暗幕実験室製作者にして、衛星プロジェクト担当の原山博士。ドイツで博士号を取得して、ウェザーニューズに入社された。ドイツで勉強しているとき、週末にオフィスで暗幕を縫っている自分を想像できただろうか。人生は何があるかわからないが、何があってもそれを楽しめるといい。
実験室の中も、すでに準備万端。3月中にある程度の結論を出す必要がある。
レーザーの実験は、目をやられる可能性があるので、暗幕実験室がどうしても必要なのだそうだ。暗幕の中に入るときも、特殊なサングラスをかけないといけないとのこと。
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